町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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猫の尿道閉塞
2015年05月08日 (金) | 編集 |
ネコちゃんの尿道閉塞を治療している様子です。


20150507tah01.jpg


写真中央がネコちゃんのお尻です。


お顔の方は、ネコちゃんを落ち着かせるために、タオルをかけて隠しています。



「尿道閉塞」はオス猫に多い疾患です。


オス猫の尿道は、わずか1mm程度と非常に細く、細かな尿結晶や膀胱炎の際に生じた血液等が塊になって尿道を詰まらせてしまうことがあります。



20150507tah03.jpg
尿結晶と血液細胞



尿道が詰まってしまうと、当然ですがおしっこが出なくなりますからネコちゃんは何度もトイレに行くようになります。


そのたびに一生懸命いきむのですが、おしっこは全く出ないか、出てもポタポタ程度。


この様子を見た飼い主様は、「便秘かな?」と勘違いされることも多いので、注意が必要です。


便は数日でなかったところで、命にかかわることはありませんが、おしっこが一日以上出ない状態が続くと、急性腎不全を起こしたり、最悪の場合、膀胱破裂を起こして命を落とすこともあります。



尿道閉塞を起こした症例では、まず「尿道カテーテル」という細い管を尿道に通して尿道を開通させます。




20150507tah02.jpg
尿道にカテーテル(管)を通したところ。カテーテルそのものは太さ1mm程度と非常に細いものです。
そこに注射器を取り付けて、膀胱内に溜まった尿を吸い出していきます。
膀胱炎を起こしているため、真っ赤な尿が出ることも。



カテーテルで尿道を開通させた後は、飲み薬と治療食の処方だけですぐに帰宅できる場合もあれば、急性腎不全を起こしているために数日間の入院が必要になる場合もあります。


尿道が閉塞してから、来院されるまでの時間が短ければ短いほど、治療も簡単に済みます。