町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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重度歯周病 6歳のネコちゃん
2015年03月19日 (木) | 編集 |
口臭が気になるということで来院された症例です。




症例は、まだ5歳と比較的若いネコちゃん。



20150317tah02.jpg



奥歯に乳白色の汚れが蓄積しています。


これを取り除くと・・・




20150317tah03.jpg




重度の歯周病です。





下顎も・・・



20150317tah04.jpg



汚れが白っぽくて歯の色に似ているので、一見するとそれほど酷くないように見えますが・・・



20150317tah05.jpg



汚れを取り除くと・・・ご覧のように、根っこのところに大穴があくほどの歯周病です。


これらはすべて抜歯治療です。




20150317tah06.jpg
抜歯後。前歯と犬歯は残していますが、その他の臼歯はすべて抜歯しています。






反対側はもっとひどい状態です。



20150317tah07.jpg




こちらも、すべて抜歯となりました。




人間では、歯を抜いた後は入れ歯などで「噛みあわせ」を維持しないと顎の骨がやせていってしまいます。



歯にかかる圧力を支える役割を持っているため、歯が無くなって顎の骨に力が加わらなくなってしまうよ、顎の骨が退化してしまうためです。



では、わんちゃん・ネコちゃんでは入れ歯をしなくても大丈夫なのでしょうか・・・?




ワンちゃん・ネコちゃんは、そもそも人間と違って「噛みあわせ」がありません。



上下の歯はハサミのようにたがいにすれ違う構造をしており、歯と歯の噛みあわせはないのです。



人間は食べ物を咀嚼して細かく噛みつぶすために「くるみ割り機」のように物を押しつぶす構造の歯をもっていますが、ワンちゃん・ネコちゃんは、獲物を捕え、肉を咬み裂く為に「ハサミ」のような構造の歯を持っているのです。



そのため、もともと歯と歯の接触による圧力はかかっていないので、抜歯をしても、人間のように入れ歯が必要になることはないとされています。



もちろん、技術的に可能であれば入れ歯があったほうがワンちゃん・ネコちゃんにとっては具合が良いのでしょうが、そうはいきませんからねぇ・・・