町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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尿結晶
2015年01月10日 (土) | 編集 |
先日は、「おしっこが漏れる」と思っていたら、実は「おしっこが出ていなかった」という症例をご紹介いたしましたが・・・


その様な泌尿器のトラブルは、冬場に増加する傾向にあるといわれています。


涼しく(寒く)なってくると、水を飲む量が減ってくるため、尿が濃縮しやすく、尿結晶などのトラブルが出やすくなると考えられています。


20150110tah01.jpg
ストラバイト尿結晶



尿の中には、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルが含まれているわけですが、これらが動物の体質、病気、食生活などの影響によって濃度が変化し、結晶化してしまいます。


上の写真はマグネシウム系の結晶でストラバイト結晶と呼びます。「西洋型の棺桶のような形状」が特徴です。



これらは、初めは顕微鏡でようやく見えるような小さな結晶ですが・・・



膀胱内で長期間停滞すると・・・



20150110tah03.jpg



このように、大きな尿結石へと成長し、尿道閉塞や膀胱炎などの症状を引き起こします。



尿石の成分は様々ですが、ワンちゃん・ネコちゃんでは、ストラバイト(リン酸アンモニウウムマグネシウム)と呼ばれるマグネシウム系の結石か、シュウ酸カルシウムと呼ばれるカルシウム系の結石のどちらかであることがほとんどです。



いずれも、食生活の影響を大きく受けておりまして、煮干しや小魚類、豆腐などマグネシウムの多い食品をオヤツに食べていたりするとストラバイト。


ホウレンソウなどシュウ酸を多く含む野菜を食べていたり、カルシウムの多い食品を食べているとシュウ酸カルシウムが出現することがあります。


ですが、全く普通のドッグフード・キャットフードだけを与えていても、体質によっては上記のような尿石がみられることもありますので、決して油断はできません。