町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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ナックリング
2014年11月14日 (金) | 編集 |
こちらの写真・・・


突然の痙攣発作で、入院治療をおこなっていたワンちゃんの後ろ足の写真です。



20141113tah01.jpg



手前に写っているのが右後肢。




奥に左後肢が写っていますが、それと比べると、なんだかおかしいですね。




足がひっくり返って、足の甲の側が地面についてしまっています。




「ナックリング」という症状で、神経疾患に伴う症状の一つです。



動物の体には、「固有位置感覚」という感覚があります。



自分の手足がどのような位置にあるのか? どのような角度になっているのか? を脳に知らせる役割を持っています。



この「固有位置感覚」が障害されると、写真のように、足をひっくり返されても気がつかなくなってしまいます。



「固有位置感覚」を障害された動物では、歩くときに爪先を引きずるように歩くので、一歩進むごとに「ジャッ・ジャッ」と爪が地面を擦る音が聞こえるので、飼い主様にも解りやすい症状です。



この「固有位置感覚の異常」は様々な神経疾患に伴って発症します。



したがって、この症状だけで「どこそこの神経が悪い」と詳細に診断することはできませんが・・・



「固有位置感覚に異常があるということは、どこかの神経に異常がある」事はほぼ間違いないといえます。



脳腫瘍や脊髄腫瘍の初期症状であったりすることも多いですので、お散歩中に「なんか足引きずるな?」「なんだか、爪を擦って歩いているような・・・?」なんて思ったときは、上の写真のように足をひっくり返してみてください。



正常なワンちゃんであれば、すぐに元に戻そうとしますが、「固有位置感覚」に異常が生じている場合は、写真のように足がひっくり返っていても平然としています。



そんな時には、すぐに獣医師にご相談くださいませ。