町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
  • 06«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • »08
本日のわんにゃんドック
2014年10月24日 (金) | 編集 |
わんにゃんドックのご紹介です 



 20141024tah01.jpg



今月2歳になったばかりのラッキー君 



トイプードルの男の子です 



今回は、歯石クリーニングの術前検査も兼ねたわんにゃんドックでした  



まだ2歳と若いラッキーちゃんですが、だいぶ歯石の付着が進んでいます。



20141024tah02.jpg



酷い歯周病になっているというほどでは無いのですが、歯周病になってからでは遅いですからね 



本来は、ワンちゃん・ネコちゃんも人間同様に、4~6か月に1度くらいのペースで歯石クリーニングをおこなうのが理想的だと考えます。



ですが、人間と違って、ワンちゃん・ネコちゃんの歯石クリーニングは、全身麻酔下でおこなう必要があります。
※ 麻酔なしで歯石クリーニングをおこなうケースもありますが、歯の裏側や、奥歯まで十分にクリーニングするには麻酔は不可欠です。


そのため、どうしても麻酔に対する不安であったり、費用的な問題で、「歯の汚れは気になるけど・・・なかなか、麻酔をかけてのクリーニングまでは・・・」となりがち。



費用に関しては、やはり全身麻酔をおこなう以上、ある程度の金額をいただかなければならないので、どうしようもないのですが・・・
※ 料金案内


麻酔の不安に関しては、皆さんが思っていらっしゃるほどではないと思います。



通常の歯石クリーニングだけであれば、処置時間はおよそ40分。 麻酔の準備段階から、麻酔覚醒までトータルで1時間程度です。



時間としては、一般的な避妊手術や去勢手術と同じくらいですが、歯石クリーニングは強い痛みを伴うことはないので、麻酔ガスの使用量としては、避妊手術や去勢手術よりも少なくすることができます。



また、麻酔だけでなく、臓器の切断を伴う避妊・去勢手術に比べて、生体への負担も少ない為、全体として、より負担も危険度も少ない処置となります。



重度の歯周病になってしまうと、歯石のクリーニングだけでなく、抜歯処置も必要になります。



特に、犬歯や臼歯(奥歯)の抜歯には、歯肉の切開や、歯槽骨を削るなどの外科的処置が必要になるため、処置時間が2時間を超えることも珍しくありません。




20130704tah01.jpg
2013年7月に治療した症例。合計17本の抜歯処置に、口腔鼻腔瘻(重度の歯周病で、口腔内と鼻腔内がつながってしまった状態)の治療で、4時間を超える処置となりました。






歯石を放置してしまい、高齢になった頃に、2時間~4時間もの長時間の麻酔をかけて治療をするよりは、若いうちから1年~3年に一度、軽めの麻酔で歯石クリーニングを定期的におこない、重度の歯周病を予防するほうが、体に対する負担としては軽いと考えられるのです。
※ 費用の面についても、重度の歯周病治療になると、通常の歯石クリーニングの2~4倍程度になってきます。



とはいえ、一番重要なのは、御自宅での日常的な「歯磨き」の習慣です。まずは飼い主様方には、そこから頑張っていただければと思います。