町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
歯周病治療 Oくんのケース 2
2014年10月20日 (月) | 編集 |
さて、前回の続きです。


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歯周病で、左頬が腫れてしまったO君。



レントゲンの画像によって、左上顎臼歯(奥歯)の歯根部の病変が確認されたため、抜歯治療をおこなうこととなりました。



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歯根の周囲の黒く抜けたようになっている部分が歯周病病巣。





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問題の歯です。一見すると、少し歯石が付いているだけで、比較的奇麗に見えます・・・が、実際にはレントゲンからわかるように、根っこ周辺には大きなトラブルが生じています。




まずは、頬の内側を切開して、内部にたまった膿や炎症産物を除去します。


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O君の場合は、抗生物質や消炎剤を投与しても、腫れが全く引かないまま1か月以上経過していましたので、内部はゼラチン状に固まった物質が溜まっていました。


おそらく、繊維や血液が凝固したものと思われます。



続いて、問題の歯の抜歯です。



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今までも何度かお話ししてきましたが、ワンちゃんの臼歯はとても根っこが頑丈で、簡単には抜けません。



歯肉を切開し、歯槽骨(歯を支える顎の骨の一部)を削るなど、大がかりな処置が必要になります。



歯を抜いた後は、歯根部に溜まっていた膿や壊死組織などを奇麗に洗浄します。



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最後に、奇麗に傷口を縫い合わせて終了です。



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手術直後なので、まだ多少腫れが残っていますが、ずいぶんと良くなりましたね。



先日、術後2週間でのチェックをおこないましたが、腫れは奇麗に消えて、すっかりよくなっていました。