町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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犬とエボラ出血熱
2014年10月11日 (土) | 編集 |
スペインで、エボラ出血熱の女性患者の方の、飼い犬が安楽死されるというニュースがありました。



ウイルスの蔓延を防ぐためにやむをえない措置だったのか?



それとも、過剰な反応だったのか?



いろいろと議論になっているようですが・・・



はたして、犬はエボラ出血熱の感染源となるのでしょうか?



獣医師専用の情報サイトで、「犬のエボラウイルス抗体保有率とヒトへのリスク」について調べた論文が紹介されていました。


まず、一番の疑問が、「犬はエボラウイルスに感染するのか?」ということですが・・・


少なくとも一つの研究で、犬は症状を示さないものの、エボラウイルスに感染することが示されているそうです。




では、その「犬から人にエボラウイルスは感染するのか?」と言うことについてですが・・・



「現段階では不明」とのことです。



ただ、犬以外の動物を用いた実験では尿や唾液、糞便などの排せつ物にエボラウイルスが含まれていることが解っているそうなので、エボラウイルスに感染した犬に咬まれたり、舐められたりすることで、人間もエボラウイルスに接触する可能性があるということになります。



今回、安楽死されたワンちゃんが、エボラウイルスに感染していたかどうかは解りません。



ですが、マドリッドの地域政府は、「現在利用可能な科学情報からは、このワンちゃんを介したエボラウイルス感染拡大のリスクを完全に排除することはできない」という判断をおこなったようです。



徐々に、世界に拡大しつつあるエボラ出血熱。今後の事態の推移が心配されるところですね。