町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
エチレングリコール中毒のニュース
2014年08月22日 (金) | 編集 |
ご覧になられた方も多いと思いますが、東京都大田区内で猫の不審死が続く事件があったそうですね。



現場近くの公園に、エチレングリコールが混入された猫の餌のようなものが置かれていたそうで、どうやらそれが原因ではないかということです。



すでにニュースでも報道されていますが、エチレングリコールを摂取すると、運動失調、嘔吐、低血圧、痙攣、腎障害などの症状を引き起こし、死にいたることも多いとされています。



エチレングリコールには甘みがあるそうで、猫は好んで口にする習性があるといわれており、中毒を扱った書籍では、「車の不凍液に含まれているため、日常的に発生がみられる」というようなことが書いてあったりします。



私自身の経験では、過去に一例だけ、猫ちゃんで疑わしい症例がありました。



数日前から食欲がなく、ぐったりとしているということで来院された猫ちゃんです。



来院時には、すでに重度の腎不全を起こしており、様々な手を尽くしましたが、どうにも救命できなかった症例でした。



外出自由の猫ちゃんで、外でどのように過ごしているか全く解らないという状況でしたし、当院にいらっしゃるのは初めてだったので、もともとの健康状態が解らなかったため、確定診断には至りませんでしたが・・・


飼い主様のお話では、数日前までは全く健康にしていたのに、急に様子がおかしくなったということだったので、エチレングリコール中毒の可能性も疑った症例でした。



エチレングリコールは、車の不凍液の他に、一部の保冷剤や、インク、ペンキ、墨汁などにも含まれている場合があるそうなので、そういったものを常備されているご家庭では注意が必要ですね。



なんにせよ、今回は故意に混入された可能性が高いようですから、はやく犯人が捕まってほしいものです。