町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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ブルドックと背骨の奇形
2014年07月08日 (火) | 編集 |
こちらの写真は、正常なワンちゃんの背骨のレントゲン写真です。



20140708tah02.jpg



形のそろった背骨が、横一直線に並んでいる様子が良くわかります。



続いて、こちらはフレンチブルドックの背骨のレントゲン写真。



20140708tah01.jpg



全体に背骨が湾曲しており、丸で囲った部分をみると、背骨の形が不ぞろいなのがお解りいただけると思います。



このフレンチブルのワンちゃんは、全くの健康体です。


実は、鼻ペチャでずんぐりむっくりしたブルドック体型のワンちゃんのほとんどに、ある程度の背骨の奇形が認められます。


これは、遺伝的なもので、あのブルドッグの特徴的な体型にはつきものなのです。


ですので、ブルドック系のワンちゃんに、背骨の奇形が認められても、それは正常所見なのですが・・・



ただし、背骨の中には脊髄神経という重要な神経が通っています。



そのため、背骨の変形が重度の場合は、神経症状を引き起こす場合もあるのです。



フレンチブルなどは、愛らしい表情と、ずんぐりむっくりした体型が可愛らしいということで、昨今、人気の犬種でありますが・・・



実は、生まれつきこういった問題を抱えているということを、皆さんご存じだったでしょうか?



胴長短脚のダックスフンド、超小型のチワワ、鼻ペチャのブルドッグ。



骨格や体型に特徴がある犬種は、多かれ少なかれ、骨格・関節に何らかの奇形が生じやすいものなのです。



可愛らしいワンちゃんを、消費者の好みに合うワンちゃんを・・・ということで品種改良されていくワンちゃんですが・・・


その反面、こういった遺伝的な問題を抱えてしまうということにも、皆様に眼を向けていただきたいのであります。