町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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乳腺腫瘍
2014年07月05日 (土) | 編集 |
人間の女性でも、乳腺腫瘍・乳がんというのは、大きな関心ごとかと思いますが・・・



女の子のワンちゃんも同様です。



乳腺腫瘍は、雌犬で最も多く発生する腫瘍で、我々獣医師にとっても、日常で診療する機会の多い腫瘍です。



ワンちゃんの乳腺腫瘍では、「50%ルール」という考え方があります。



1.雌犬の腫瘍発生率の約50%が乳腺腫瘍で


2.乳腺腫瘍の内、約50%が良性、のこりの約50%が悪性(つまり乳癌)である。


3.さらに、悪性の乳腺腫瘍(=乳癌)のうち、約50%で診断時に既に転移が認められる。


というものです。



もちろん、これは極端に単純化した表現で、実際にはこの通りではありません。



当院でのデータでは、乳腺腫瘍のうち、良性がおよそ70%、悪性がおよそ30%といったところで、上述の「50%ルール」よりは良性の件数が多いようです。



とはいえ、女の子のワンちゃんで乳腺腫瘍が多いのは事実。


そのうちの30%程度では悪性の乳癌であることも事実。


そして、乳癌だった症例の約50~60%が1~2年以内に肺転移・肝臓転移等を起こして、亡くなってしまうのも事実であります。



どんな癌でもそうですが、やはり早期発見が大切。


乳癌でも、早期に摘出手術を行うことができれば、完治する可能性もございます。



ワンちゃんの乳腺腫瘍を見つけるのは割と簡単。



ワンちゃんの乳腺は、脇の下あたりから股間まで、お腹側全面にありますが、人間の女性と違って、乳腺組織に厚みが無い為、一般の飼い主様でも慎重になでるように触ったり、つまむように触っていけば、数ミリの大きさのものでも見つけることが可能です。



月に1~2回、5~10分で十分です。



ちょっと注意をして、おっぱいの周りを触ってみてください。