町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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白内障と眼内出血・・・目薬させますか?
2014年06月03日 (火) | 編集 |
こちらの写真は、白内障を患っているワンちゃんの右目の写真です。


20140603tah02.jpg


やや写真がぼやけていますが、右目の水晶体(眼のレンズ部分)が白濁しているのが良くわかります。


このワンちゃんは、4歳の頃に白内障を発症しました。


ワンちゃんでは、遺伝性白内障が多く、そのほとんどが5~6歳頃までに発症する若年性白内障です。


多くの若年性白内障は、進行が早く、視覚に障害が出ることがほとんどです。


また、若年性の白内障では、急激に進行する白内障の影響で、眼球に強い炎症が発生する場合があります。


20140603tah03.jpg


こちらのワンちゃんも、左眼球内に出血を伴う炎症が発症してしまいました。


白内障を根本的に治療するには外科手術しかありません。


しかし、ワンちゃんの場合、手術できる施設が少ないという問題に加え、ワンちゃん自身が術後に眼を引っ掻いてしまう、術後に目薬をつけさせてくれない等々の問題によって、なかなか実施に至らないのが現状です。
※白内障手術自体の合併症などの問題もあります。



そのため、白内障の進行を和らげるような目薬や、サプリメントに頼らざるを得ないことがほとんどです。


ですが、なかにはそれすらもできないワンちゃんもいるのです。



実は、写真のワンちゃんは、飼い主様が御自宅で目薬をつけようとすると暴れてしまい、点眼治療ができません。


そのため、白内障についても、今回の眼球出血の治療についても、なかなか効果的な治療が行えないのです。


こういったことは、眼の治療だけでなく、耳の治療でも起こります。


普段から耳や目を触られることに慣れていないワンちゃんでは、いざ病気の時に点眼・点耳治療を行おうとしても、嫌がって暴れたり、飼い主様に噛みついてきたりと、有効な治療がおこなえず、悪化させてしまうことも少なくありません。


些細なことですが、普段から顔を触る、歯を触る、耳を触る、眼を触るといったことに馴らしておくことが、病気治療の上で大変重要になることがあるのです。



皆さんは、お家のワンちゃんの目薬させそうですか?