FC2ブログ
町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
腎不全
2009年05月07日 (木) | 編集 |
2009/05/07

春の健康診断キャンペーン 予約受付中!

GWあけて初日。
1週間ほど前から食欲不振とのことでネコちゃんが来院されました。

血液検査をおこなうと腎臓にかかわる数値が正常の2?3倍まで跳ね上がっています。

腎不全です。

左腎  左腎 血流
      腎臓のサイズ測定             腎臓内の血流を観察


老齢のネコちゃんに多い疾患で、さまざまな原因がありますが、徐々に(場合によっては急速に)腎臓の組織が破壊されていくことで腎臓が機能不全をおこします。

今回のネコちゃんの場合は慢性の腎不全と判断しています。

慢性腎臓不全の場合、腎臓の組織破壊は長い時間をかけて(数年)進行していきます。
進行が穏やかなため、腎臓全体のおよそ3/4程の機能が障害されるまで目立った症状は出ないとされています。

そのため、食欲不振など明らかに調子が悪くなった時には、すでに末期であることがほとんどです。

腎不全の特徴的な症状は多飲・多尿(水を多く飲み、おしっこの量が多くなる)です。
高齢のネコちゃんでこのような症状がみられた時には、早めの健康診断をお勧めいたします。

とはいえ、多飲・多尿が明らかであれば、前述のように腎臓の機能は残り1/4程度という状態です。

これでは、全く手遅れというわけではありませんが、できることならもっと早く病気の兆候をとらえたいものです。
腎不全は目立った症状がなくても、定期的な尿検査・血液検査で病気の兆候をとらえることができます。
できれば年に1回は尿検査や血液検査をご検討いただければと思います。