町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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帝王切開
2014年05月20日 (火) | 編集 |
獣医療で緊急手術というと、先日とりあげた消化管閉塞の他に、「帝王切開」がございます。



とはいえ、最近は避妊・去勢手術をされているワンちゃんがほとんどなので、当院の規模では1~2年に一度あるかどうか。



以前勤めていた勤務先でも、年に1度~2度くらいと、それほど多く遭遇するわけではありませんが、それでも母体と胎児と複数の命がかかった、待ったなしの緊急手術であります。



当院では妊娠が疑われる症例では、まず超音波検査で赤ちゃんの状態を確認いたします。



超音波検査では、交配から3週間ほどで赤ちゃんの心臓の動きが確認できるようになります。


20140520tah02.jpg


超音波検査は、赤ちゃんの状態を確認するのには優れていますが、「赤ちゃんが何頭いるか?」を確認するのには向いていません。


赤ちゃんの正確な頭数を調べるにはレントゲン撮影が必要です。


20140520tah01.jpg



赤ちゃんの頭数を数えるときは、頭骨の数を数えます。
何頭いるかわかりますか?



この症例、母体は体重3kgに満たない超小型犬。



その小さなお腹一杯に赤ちゃんが育っています。



これは、ちょっと自力での出産は難しいかも・・・


出産の際は、骨盤が広がり、赤ちゃんの頭もある程度変形しますが、それを計算に入れても、この母体の骨盤の幅を赤ちゃんが通れるかどうかはギリギリです。


この時点で、飼い主様には難産の可能性があることをお話しし、その場合にはどう対処するか、どのタイミングで病院にご連絡いただくかなどをご説明しておきます。


続く・・・
※赤ちゃんの頭数の正解は次回で^^