町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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毛玉? 異物? その3
2014年05月15日 (木) | 編集 |
消化管閉塞の症例、その3です。


造影剤の流れから、小腸のどこかに閉塞がある疑いが強くなったわけですが・・・


どうやら、この部分で詰まってしまっているようです。


20140512tah01.jpg
造影剤の流れがせき止められている様子が解ります。



画像の部分で、造影剤がとどまったまま、何時間たっても流れる様子がありません。


「何が詰まっているか?」は解りませんが、「何かが詰まっている」事はほぼ確実といえます。


これはもう、開腹手術以外の選択肢はありません。


その日のうちに緊急手術となりました。


20140510tah04.jpg



お腹を開けてみると・・・やはり小腸の途中に閉塞です。



写真下側のアコーディオン状にしわが寄った部分が閉塞部位です。



ここが閉塞しているため、他の部分が風船みたいに膨らんでしまっています。



・・・で、こちらが閉塞の正体です。


20140510tah05.jpg



ゴム紐。



ネコちゃんのオモチャについていた物?



どうやら、飼い主様がしまっていた物を、ドアの隙間から手を差し込んで奪取に成功していた模様です。



腸閉塞は命にかかわる疾患です。


場合によっては腸が壊死を起こしたり、穿孔(穴があく)を起こしてしまうこともあります。



そういったケースでは、手術で異物を取り除いたとしても、命を助けられないこともあるのです。


お家の中で生活しているわんちゃん、ネコちゃんは、思わぬ物を口にすることがあります。


飼い主様方には、「まさかこんなもの食べないだろう・・・」ではなく、「万が一これを食べちゃったら・・・」という発想で、常日頃お気をつけいただいたいものです。