町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
毛玉? 異物? その2
2014年05月12日 (月) | 編集 |
さて、レントゲン撮影、超音波検査で異物の閉塞を疑ったネコちゃんですが・・・



とはいえ、開腹手術に至るには、もう少し決め手がほしいところ。



そこで、造影剤を用いて、閉塞部位の確認を行うこととしました。



20140510tah02.jpg
造影剤を飲ませた直後



造影剤というのは、いわゆる「バリウム」みたいなものの総称です。



飲み込んでからレントゲンを撮影すると、造影剤が胃腸を流れていく様子が観察できます。



造影剤を飲み込ませてから、30分、1時間、2時間・・・とレントゲンを何度も撮影し、造影剤の流れていく様子を確認していきます。



上の写真では、造影剤を飲み込ませた直後にも関わらず、かなりの量が小腸の先の方まで流れて行っているのが観察されます。




これはちょっと動きが速すぎます。普通は、造影剤を飲ませた直後でここまで造影剤が移動することはありません。



閉塞が原因かどうかはわかりませんが、胃腸の動きに異常が出ているようです。



ですが、少なくとも胃の出口が閉塞している様子はなさそうです。



では、いったいどこが閉塞しているのでしょう?




1時間ごとに撮影を続けていくと・・・



20140510tah03.jpg
造影剤投与からおよそ6時間




初めの動きが早かった割には、その後はほとんど動きがありません。



本来なら、造影剤を投与して6時間も過ぎれば、造影剤のほとんどは胃から排出され、大腸まで流れていなければいけないはずです。




どうやら、小腸の途中に閉塞があるようです。



つづく・・・