町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
身近な食品による中毒
2014年04月27日 (日) | 編集 |
たまねぎ中毒や、チョコレート中毒など、ワンちゃん・ネコちゃんにとって身近な食品による中毒というのは、多くの飼い主様もご存じのことと思います。



昨日来院した症例は、「キシリトール中毒」の症例でした。




飼い主様が見ていない間に、いたずらして食べてしまったようです。




このブログでも今までにとりあげてきましたが、人間のガム等に一般的に含まれるキシリトールは、ワンちゃんでは中毒を起こすことが知られています。



ワンちゃんがキシリトールを大量摂取すると、インスリンの分泌が増加し、低血糖を起こす場合があります。



また、重篤な場合は、肝炎を起こし、死に至るケースもございます。



実際に、私も10年ほど前ですが、キシリトール中毒による重度の肝炎で、あやうく命を起こしかけたワンちゃんを診療したことがございます。



幸い、今回診療したワンちゃんは、キシリトールガムを接種してから、ご来院いただくまでの時間が短かった為、キシリトールの成分が体内に吸収される前にお薬で吐き出させることができました。



このように、人間が日常的に接種する食物で、安全とされているものでも、代謝機能の異なるワンちゃんやネコちゃんでは中毒を起こす危険性もございますので、よくご注意いただきたいと思います。



その他にも、毒性の作用機序は良くわかっていないものの、ブドウやレーズンでも中毒を起こすことが知られています。
※場合によっては命にかかわる危険性も!!




どうしても、食卓のそばで物欲しそうな顔をしている愛犬・愛猫をみると、ついつい「一口だけ・・・」と与えてしまいがちですが、その一口が思わぬ事故を起こすこともあるのです。