町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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フィラリアの感染率
2014年04月21日 (月) | 編集 |
製薬会社さんから、こんなポスターが届きました。



20140421tah01.jpg



フィラリア予防を啓蒙するポスターなのですが・・・



「予防をしていない犬のフィラリア寄生率 22.7%」



つまり、フィラリア予防をしていないワンちゃんの、4~5頭に1頭はフィラリアに感染してしまっているということ。



しかも、このデータの出所が・・・



20140421tah02.jpg



神奈川県の動物保護センターに保護されたワンちゃんでのデータです。



神奈川県でのデータということは、町田近辺でもほぼ同様の感染率だと考えられます。




飼い主様の中には、「この子は外には出ないから・・・」という理由で、フィラリア予防をされない方もいらっしゃいます。




たしかに、室内だけで生活していれば、蚊に刺される危険性というのは、お外に散歩に行くワンちゃんに比べれば少ないでしょう。
※フィラリアは蚊を介して感染します。



ですが、「100%蚊に刺されない」と言えるでしょうか?



フィラリア感染は、重度になれば確実に命に危険を及ぼす感染症です。



また、少量の感染でも、フィラリア寄生の刺激によって、肺血管が障害されたり、寿命で死滅した虫体が肺血管を閉塞させたりしてしまい、肺に取り返しのつかないダメージを及ぼすこともあります。



ですが、予防薬を確実に投与すれば、ほぼ100パーセント予防できる病気なのです。



中には、「別に予防しなくても、フィラリアにかかっちゃったことがわかってから、治療すればいいんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかも知れません。



それは大間違いです。




たしかに、フィラリア感染に対する治療薬はございますが、その治療には合併症のリスク、手間、費用など大変な労力を必要とします。
※フィラリア感染の治療には、数カ月間の投薬と、運動制限が必要になります。
※治療薬で駆除されたフィラリア虫は、体外に排出されることなく肺血管を詰まらせます。これは、フィラリアが心臓内に寄生する以上、避けることができない合併症です。
 血管の詰まりが重度の場合は、命にかかわります。


また、一度フィラリアに感染し、障害を受けた肺血管のダメージは、二度と元通りに回復することはありません




こういったことを考えれば、「なぜ予防しておくことが大切か」が良くご理解いただけると思います。



フィラリア予防薬の投与は、6月末~11月末の半年間です。



ぜひ、皆様忘れずに予防をおこなっていただきたいと思います。