町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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歯槽膿漏
2014年01月28日 (火) | 編集 |
先日、健康診断をおこなったワンちゃんの歯の様子です。




20140128tah01.jpg
写真左側が鼻先の方向



左上の奥歯です。




歯槽膿漏で、歯肉が無くなってしまい、真っ黒に変色した歯根が見えてしまっています。



ところで、他の歯と比べてると、この歯のところだけ妙に歯石が多く、歯周病が酷くなっています。



実は、この歯は、ワンちゃんで最も歯石がつきやすく、歯周病になりやすい歯なのです。



この歯は、第4前臼歯といって、ワンちゃんの奥歯の中で、もっとも大きくて頑丈な歯。



獲物の骨を咬み砕き、肉を咬み裂く役割を持った歯です。



この部分の頬粘膜には、唾液線の分泌口が存在します。




歯石は、歯に付着した歯垢に、唾液中のミネラル分が吸収されることで形成されていきます。



そのため、唾液線の分泌口に近い歯には、歯石が付着しやすくなり、歯周病にもなりやすくなってしまうのです。



さらに、この部分は、ほっぺたを大きくめくらないと見えない部分なので、飼い主様も気づきにくく、歯磨きもしにくい場所なので、よけいに歯周病が酷くなりやすいのです。