町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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ギプス固定による皮膚損傷 1
2014年01月06日 (月) | 編集 |
皆様、明けましておめでとうございます 



当院も、本日から完全に通常通りの診療が始まっております 



今年も一年、スタッフ皆で力を合わせて、皆様の大切なワンちゃん・猫ちゃんの病気治療・健康管理に努めていきたいと思います 



さて、新年最初のブログの更新ですが・・・



まずは、昨年の3月に初めてご来院いただいた症例です。



こちらは、左前足の肘の部分なのですが・・・



皮膚が大きく欠損してしまっています。


20130311a.jpg



こちらのワンちゃんは、当院にご来院いただく2カ月ほど前に、骨にヒビが入ったということで別の病院さんでギプス固定で治療をしていたそうです。



骨のヒビの方は上手く治ったようですが、ギプスで圧迫されていた肘の皮膚が大きく欠損してしまったようです。




肘や膝などの関節部分は、ギプス固定や包帯治療をした際に、圧迫されたり、擦れたりすることで、このような皮膚欠損を起こすことがあります。




動物の場合、人間とは違って、自分自身(動物自身)で「包帯がキツイ、皮膚が擦れて痛い」と訴えてくれるわけでは無いですし、包帯やギプスをしたままでも激しく動き回ってしまうため、ある程度の皮膚炎や褥瘡(じょくそう=床ずれのような傷)は避け難いものです。




そこで、獣医師はそれを踏まえたうえで、こまめに包帯の具合、ギプスの固定具合を調節しなければなりません。




ここまでひどく欠損させてしまうというのは、ちょっと困ったものです・・・




これだけ広範囲に皮膚欠損してしまうと、縫合して治癒させるのはちょっと無理そうです。



肘や膝などの関節部分は、曲げ伸ばしをした際に皮膚が突っ張ってしまうため、もともと傷の治癒が難しい部分なのです。



だからこそ、こういった部分に包帯やギプスをする際には、細心の注意を払って、皮膚欠損を起こさないようにしなければいけないのですが・・・





まあ、理由はどうあれ、あいちゃったものは閉じなければいけません。





そこで、今までもたびたび登場している、湿潤療法で皮膚の再生治療をおこなうことといたしました。




ちょっと長くなったので、次回に続く・・・