町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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膀胱結石 1
2013年12月23日 (月) | 編集 |
膀胱結石の症例です。



今年の春先に、「おしっこに血が混ざる・・・」ということでご相談を受けた女の子のワンちゃんです。



その時は、ちょうど発情中で、発情による出血の可能性もあったため、「発情終了後も症状が続くようなら詳しく検査をしましょう」ということで経過観察をしていただいていたワンちゃんですが・・・



それ以来、特にご相談もなかったので、私もすっかり忘れていたのですが、この秋になってやっぱり血尿が続くということでご来院いただきました。



流石に、発情終了から数カ月もたっていますので、発情出血というわけはありませんから、詳しく尿検査などをすすめると・・・



20131223tah05.jpg




膀胱内に大きな結石が2個。



大きな膀胱結石です。




膀胱結石は、その結石の主成分によって、いくつかのタイプに分類されます。



ワンちゃんで多いのは、「ストラバイト」と呼ばれるマグネシウムを主成分とした尿石と、「シュウ酸カルシウム」というカルシウム系の尿石であります。



膀胱内の尿石が、どういったタイプの尿石かを確定するには、尿石そのものを取り出して分析をしなければなりませんが・・・



尿検査のデータなどからある程度推測することも可能です。



今回のワンちゃんでは、ストラバイト尿石の可能性が高いと考えられました。





さて、膀胱結石の治療は、基本は外科手術での摘出ですが・・・




結石の中で、唯一ストラバイト尿石は食事療法で結石を溶解できる可能性があるのです。




そこで、今回のワンちゃんも、まずは膀胱炎を緩和する投薬と、食事療法で経過をみることとしました。




ただ、途中であまりにも膀胱炎の症状がひどい場合は、早めの摘出手術も考えなければいけませんし、食事療法も1カ月程度試しても改善がない場合は、やはり摘出手術が必要になります。



さて・・・このワンちゃんはどうなったかというと・・・




つづく