町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
人の歯 犬の歯
2013年10月04日 (金) | 編集 |
私事ですが・・・




先日、親不知を抜きました。



もちろん、人間の歯医者さんに行って抜いてもらうわけですが・・・



その時にですね・・・



「人間の抜歯って、犬より簡単そうだな~・・・」



と、ちょいと思ったのです。



10~15分程度で上下2本の親不知がスッキリと抜けてくれました。



もちろん、担当して下さった歯科医さんがとても上手だったこともあるでしょうし、人の歯医者さんには我々とは違ったご苦労がおありだろうというのは重々承知なのですが。。。



でも、この写真を見ていただければ、犬の抜歯の難しさが少しお解りいただけるかと・・・



20131004tah01.jpg


左側から、1本目は体重15kgくらいの雑種犬の犬歯。

2本目も体重15kgくらいの雑種犬の奥歯。

3本目は体重5kg程度のチワワちゃんの奥歯。

4本目が体重60kgの私の親不知。


これを見ていただくと、ワンちゃんの歯が、「体重や骨格に対していかに巨大な歯であるか」がお解りいただけると思います。


私の奥歯と、体重5kgのチワワちゃんの奥歯の大きさ、ほとんど変わりません。



あの小さなアゴの骨に、これだけ巨大な歯が生えているわけですが。。。



体重、体格に対して、これだけ大きな歯なのに、それを支える土台となる顎の骨は人間より小さいく、薄くもろいものなのです。



ですので、これを抜歯しようとしたときに、強引に力をかけてしまうと、歯よりもアゴの骨にダメージが加わってしまい、最悪の場合、骨が割れてしまう恐れがあるのです。


そのため、抜歯をおこなう際には、アゴの骨にかかる力に細心の注意を払いながら慎重に進めなければならないのです。



人の歯医者さんには、人の歯医者さんなりのご苦労があるということは理解しつつも・・・



「やっぱ、小型犬の抜歯は神経使うよな~・・・




と、心底思った次第であります。