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町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
猫の歯の吸収病巣
2018年10月16日 (火) | 編集 |
町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院


「お口が痛いみたいで・・・」



ということで来院された猫ちゃん。


20181017tah01.jpg



御覧のように※印をつけた部分の歯が溶けて穴が開いてしまっています。


虫歯(齲蝕)のように見えますが・・・



これは、「歯の吸収病巣」といわれる、猫ちゃんに多い歯科疾患です。



この疾患は「破歯細胞」の異常活動が原因で発症します。



「破歯細胞」というのは乳歯が生え変わる時に働く細胞です。


歯根を溶かす働きがあり、それによって歯が生え変わるわけですが・・・



その「破歯細胞」が異常な活動を始めて、永久歯を溶かしてしまうのが「歯の吸収病巣」です。



なぜ「破歯細胞」が活性化するのか原因はわかっていません。



免疫学的異常や、栄養の不均衡、歯周病の関連などが疑われていますが、まだはっきりとしたことはわかっていません。



抜歯以外の有効な治療法はなく、今回の症例も残念ながらこの二本の歯は抜歯となりました。



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