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町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
本日のわんにゃんドック
2018年10月29日 (月) | 編集 |
町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院


わんにゃんドックのご紹介です 



まずご紹介するのはトイプードルのラッキーちゃん 


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10月で6歳になったばかりの男の子です。


子犬のころから当院で定期的な健康診断と歯石クリーニングを受けていただいているワンちゃんです。


とても甘えん坊さんで、スタッフにもよくなついています。お写真もとても良いお顔ですね 


肝心の健康診断の結果ですが・・・すこし肝臓の数値に異常値がでていました 


深刻なものではありませんが、食生活の注意などしながら経過観察、再検査となりました 



我々人間も中高齢になると健康診断で肝臓の数値などひっかかることがよく話題になりますが、ワンちゃんや猫ちゃんも5~6歳を過ぎたころから(人間の年齢に換算すると30代に入ったくらいの感覚でしょうか)肝臓の数値に異常値がみられることが良くあります。

こういった検診で見つかる軽度の異常が深刻な問題につながることは少ないですが


肝臓はよく「沈黙の臓器」などというように、はっきりとした症状がないまま進行し、症状が出始めたころにはかなり酷い状態に・・・ということも少なくありません。


特に自分自身で体調を訴えることのできないワンちゃん・ネコちゃんでは対応が遅れがちです。


定期的な検診で、しっかりとチェックし、経過観察を続けることが大切です 



当院では、皆様の大切なご愛犬、ご愛猫の健康管理の一助として、定期的な健康診断「わんにゃんドック」をお勧めしています 



町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院



ドラマ監修裏話 「僕とシッポと神楽坂」 第三話
2018年10月27日 (土) | 編集 |
町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院



たい焼きがとても美味しそうだった「僕とシッポと神楽坂」 第三話です。



今回の第三話。脚本家さんが、一話・二話とは違う方なのですが、気が付きましたか?



初めに脚本を読んだときにも感じたのですが、お話全体のテンポや雰囲気がちょっと違ってくるものなんですね。



今までドラマを見るときに脚本家が誰なのかって特に気にしたことはありませんでしたが、そんなところに注目して観るのも面白いものですね。
※よく聞かれるのですが、1話2話を担当された脚本家の谷口さんと私は、親戚ではありません。

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さて、今回のお話は徳丸先生大活躍のお話でしたね。



扇屋の千津さんと、愛猫のカナメちゃんが登場するお話で、原作では第2巻に登場するエピソードです。



神楽坂の再開発や、高齢者の一人住まい、高齢者とペットの問題など、複数のテーマが上手くまとまった人情味あふれるお話で、私も好きなエピソードです。


劇中でカナメちゃんは「肝臓腫瘍」が見つかって、コオ先生のもとで手術をおこなうことになります。


コオ先生は千津さんにカナメちゃんの手術を勧めますが・・・

余命いくばくもない自身のこと。

ご主人との思い出の詰まった自宅をどうするか?

そして、一人残されるカナメちゃんのことはどうするのか?

沢山の悩みを抱えた千津さんは、初めは手術に難色を示します。

そんな千津さんも、コオ先生の「虹の橋の話」に勇気づけられて手術を決断します。




肝臓は腹腔内最大の臓器で、外側左葉・内側左葉・外側右葉・内側右葉・方形葉・尾状葉の6つの部分(葉)に分かれています。

「肝門部」というのは、それら6つに分かれた肝臓の中心部分で、各種血管が集中している部分。

肝臓に腫瘍ができたとしても、腫瘍が一部分(一葉)に限局していて、開腹手術でアプローチしやすい部分であれば比較的簡単に切除ができます。

ただし、腫瘍が複数の部分(葉)にまたがって存在していたり、「肝門部」のようにアプローチが難しい部分になると手術の難易度は格段に上がってしまいます。

今回のカナメちゃんは、この「肝門部」に近い部分に腫瘍ができてしまったという設定です。



第一話で、コオ先生は脾臓摘出術を一人で行いましたが、今回の手術はそうはいきません。

そこで、徳丸先生や堀川君の協力を得て手術に挑みます。



ドラマとして盛り上げるには、「手術の難易度が高く、徳丸先生や堀川君など総力を結集して挑む!」というのが望ましいのですが

実際には、それだけ難易度が高い手術であれば、事前にCT検査をおこなってもっと詳細に腫瘍の状況を調べておくのが理想ですし、機材面でも「坂の上動物病院」の古い設備では不安が残ります。

スタッフの面でも、失礼ながら引退した徳丸先生と、いまだ学生である堀川君のサポートで十分なのか?という心配もあります。
※このエピソード、原作ではナルタウン動物病院で詳しい検査をしたのちに、坂の上動物病院に転院して来たということになっていますし、手術時には外科のスペシャリストである先輩獣医師を筆頭に現役獣医師の3名のサポートがありました。



さらに、このようなケースでは悪性腫瘍であることがほとんどで、手術が成功しても長期生存はなかなか難しいのが実情です。

コオ先生が千津さんに伝えたように、「手術が成功すれば5年、10年も・・・」とは伝えにくい状況です。

そういったあたりは、どの程度リアリティを追求するのか、お話としての見せ場をどの程度優先するのか、助監督さんと相談しながら話を詰めていきました。


あと、今回の第3話に限ったことではないのですが、脚本に合わせたレントゲンや超音波画像を用意するのがなかなか大変です。

特にワンちゃんでは、出演するワンちゃんの犬種と一致したレントゲンを準備するのはとても大変。

ワンちゃんの場合は犬種による体格差や骨格の差が顕著なので、手に入るレントゲンの犬種・体格が大きく異なってしまうと使えません。

今回のカナメちゃんも、出演している猫ちゃんはほっそりとしてスリムなネコちゃんなのですが、レントゲンは肝臓腫瘍のためにお腹が張り出しているので、よく見れば別のネコちゃんであることがばれてしまいます。




ところで、今回の第3話。ちょうど子供たちの夏休み中だったので、家族で撮影見学をさせていただいておりました。

コオ先生達がかなめちゃんのレントゲンを診ているシーンや、トキワさんがコオ先生の携帯を見ようと追いかけているシーンをちょうど撮影していましたよ。

撮影現場はとても和やかで、コオ先生役の相葉さんを中心に、とても和気あいあいとした雰囲気でした。

ダイキチ役のアトムくん、オギちゃん役のミーちゃん、カナメちゃん役のナツメちゃんも、沢山のスタッフさんが出入りする中でも、一切騒ぐことなく、落ち着いてケージの中で出番を待っていたのがとても印象的でした。

特に、今回のお話はカナメちゃん(ナツメちゃん)の演技が秀逸でしたね。

術後に目覚めるシーンや、千津さんの手を優しく舐めるシーンなど素晴らしい演技でしたね。

脚本を読んでいる段階では、麻酔後の様子など、ちゃんと演技できるのかなぁ・・・?と半信半疑でしたが、さすが役者ですね!



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ドラマ監修裏話 「僕とシッポと神楽坂」 第二話
2018年10月20日 (土) | 編集 |
町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院


脚本を読んでいる段階では、「どうなるのかなぁ・・・?」と思っていた学会での堀川君と田代先生の出会いのシーンですが

絶妙な掛け合いでしたね。

田代先生の独特なキャラ。

原作とはずいぶん変わってしまったなぁ・・・と思っていた田代先生ですが、かなり好きです。

そして、すず芽ちゃんの多国籍弁当・・・美味しそうですね。



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さて、「僕とシッポと神楽坂」。第二話です。

コオ先生の出自にまつわるエピソードで、原作では第4巻に出てくるお話ですが・・・

このエピソードは、個人的にすごく思い入れのあるお話です。




このお話の核になってくるのが「骨肉腫」。

名前の通り「骨」にできるガンで、極めて悪性。

治療をおこなっても、最終的には90%の症例が肺転移で死亡すると言われています。
※劇中で最終的にジュリちゃんは亡くなってしまいますが、これも肺転移が原因です。

進行が早く、肺への転移が高率におこるため、根治させることは非常に難しい。

したがって、治療は痛みの緩和、延命を目的とした緩和療法・延命治療が中心となってきます。



腫瘍に侵された部位には激しい痛みが伴います。

この痛みを鎮痛剤などでコントロールするのは非常に難しく、「断脚術」で患部を完全に除去することが一番効果的で、現実的な方法となっています。
※「骨肉腫」は手足の骨にできることが多い。

ただし、前述のとおり「骨肉腫」は非常に高い確率で肺転移を起こしますので、「断脚術」だけでは延命効果は望めません。

そのため、抗がん剤治療も併用することで、延命を図っていきます。



つまり、「断脚術」は痛みの緩和が一番大きな目的になるのです。

もちろん、「断脚」という決断は、飼い主様にとって非常につらい決断です。

そこで、できるだけ足を断脚せずに済む方法というのも研究されています。

「患肢温存療法」と言われています。

放射線治療を併用したり、腫瘍に侵された部分だけを切除し、欠損部分を骨移植で補う方法などが報告されてるようですが、まだまだ一般的な方法とは言えません。

ドラマでは、田代先生は「大学と共同で研究している新薬」を使用して、ジュリちゃんの「患肢温存療法」を行っています。




ですが、ジュリちゃんの経過は初めは良かったものの、やがて骨肉腫による痛みがコントロールできなくなってしまいます。

田代先生は、これまでの治療ではジュリちゃんの痛みをコントロールできない事を飼主様に説明し、「断脚」を勧めますが・・・

「患肢温存」にこだわる飼主様はそれを受け付けません。

田代先生はそんな飼主様の希望をかなえようとできる限りの治療を続けつつも、副作用や痛みに苦しむジュリちゃんの姿に内心は心を痛めているのです。




普段の診療で飼主様とお話をしていると、多くの飼主様が抗ガン治療に対して「副作用がつらい」「無理に生き延びさせるのは人間のエゴでは?」というイメージを持っていらっしゃいます。

そして、そういったイメージから高度医療施設にたいして、ややマイナスの印象を持っていらっしゃる方も少なくありません。

ですが、そういった高度医療の現場でも目指しているのは

「動物が一日でも幸せに長生きするために」

「飼主様の希望にできる限り応えられるように」

ということであり、アプローチの仕方は違えど、コオ先生も田代先生も目指しているところは一緒なのです。





そもそも、動物医療というのはどういう治療をしたところで、それが本当に動物本人が望んでいることかどうかは解りません。

もしかしたら、動物本人はどんなにつらい治療でも、一日でも長く飼主様と過ごしたいと考えているかもしれません。

もしかしたら、あれこれ検査やお薬飲まされるくらいなら、苦しくても放っておいてほしいと考えているかもしれません。

それはどうやったって我々には解りませんので、我々獣医師そして飼主様にできることは

何がその子にとって良いことなのか、自分なりに真剣に向き合って考えて、自分自身が一番良いと思うことを精一杯やるしかないのです。

その中で、どの獣医師も、そして飼主様も思い悩んで自分なりの正解を見つけるしかないのです。



このエピソードを執筆するにあたって、たらさわさんから相談を受けた際に、「高度医療の獣医師も、実は色々と思い悩みながら治療していると思うんです・・・」というお話をさせていただきました。

そういった私の想いを汲み取っていただけて、原作では田代先生の悩みがうかがえるシーンがあったり、田代先生の苦悩をコオ先生が察するシーンが描かれています。

ドラマでも、田代先生の思いがうかがえるようなシーンがありましたね。



ドラマではコオ先生が断脚手術を担当しましたが

原作では田代先生が断脚術を行い、その後の在宅ケアをコオ先生が受け持っています。

ここは私がすごく好きなシーンです。

コオ先生が田代先生の気持ちを考えて、飼い主様に田代先生のもとで手術を受けることを勧めるのです。

コオ先生の治療と田代先生の高度医療は、相反するものではなく、お互いを補い合うものなのであって

お互い連携して治療にあたるのが理想的な形なのです。



お話の中ではコオ先生のライバル役として、ちょっと悪役っぽくというか対照的に描かれがちな田代先生ですが

私自身同じ獣医師として、プライドを持って懸命に症例に取り組んでいる田代先生の気持ちを想像すると

そういった田代先生の内面も描いてほしいな・・・という思いが強かったのです。



そういったこともあって、このエピソードは私のお気に入りで、田代先生もお気に入りのキャラクターだったりするのです。

ところで、断脚術後、ジュリちゃんは車いすで生活していましたが

実際にはワンちゃんは三本足でも結構不自由なく生活できます。

三本足であることになれてしまえば、ボールを追っかけて走り回ることもできるくらいです。

そのため、はじめは断脚をためらっていた飼主様も

痛みから解放されて、三本足で器用に動き回るワンちゃんの姿を見て手術を決断したことを喜ぶ方が多いそうです。


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猫の歯の吸収病巣
2018年10月16日 (火) | 編集 |
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「お口が痛いみたいで・・・」



ということで来院された猫ちゃん。


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御覧のように※印をつけた部分の歯が溶けて穴が開いてしまっています。


虫歯(齲蝕)のように見えますが・・・



これは、「歯の吸収病巣」といわれる、猫ちゃんに多い歯科疾患です。



この疾患は「破歯細胞」の異常活動が原因で発症します。



「破歯細胞」というのは乳歯が生え変わる時に働く細胞です。


歯根を溶かす働きがあり、それによって歯が生え変わるわけですが・・・



その「破歯細胞」が異常な活動を始めて、永久歯を溶かしてしまうのが「歯の吸収病巣」です。



なぜ「破歯細胞」が活性化するのか原因はわかっていません。



免疫学的異常や、栄養の不均衡、歯周病の関連などが疑われていますが、まだはっきりとしたことはわかっていません。



抜歯以外の有効な治療法はなく、今回の症例も残念ながらこの二本の歯は抜歯となりました。



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ドラマ監修裏話 「僕とシッポと神楽坂」 第一話
2018年10月13日 (土) | 編集 |
町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院




いよいよ始まりましたね!


ドラマ「僕とシッポと神楽坂」。


原作とは各キャラクターの設定が異なる部分もあったり、怪しげな神主さんがでてきたりと、個性豊かなキャラクターが印象的でしたね。

特に田代先生の変貌ぶりが私には衝撃的でした・・・

脚本を読んでいるだけでは、あそこまで濃厚なキャラに変貌するとは想像できませんでした・・・(笑)


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さて、以前もブログでご紹介した通り、このドラマの動物医療監修を担当しております


実は原作者のたらさわさんとは勤務医時代からのお付き合いで、原作の方でも動物医療に関するアドバイスをさせていただいております。


そういったお付き合いがあったことで、今回のドラマの動物医療監修の依頼をいただいたのです。


ということで、せっかくですので、監修サイドから見たドラマの裏話をご紹介。


第一話で私が監修として主に係わったのは、「避妊手術後に傷口から出血してしまった猫ちゃん」と、「交通事故で緊急手術になったワンちゃん」の部分。


これが、どちらもなかなか悩ましいところで・・・


まず、避妊手術の猫ちゃんについては

「ナルタウンで受けた避妊手術に問題があって、緊急手術になる症例。ナルタウンでの手術に間違いがあったわけではないが、効率性を重視した術式の結果おきてしまったトラブル」

という設定で脚本が私の所に回ってきました。

このシーンは、それまで頼りなさそうにみえたコオ先生が、一転して真剣なまなざしで手術に臨む!!

という狙いがあったわけですが・・・

「ナルタウン動物病院」はコオ先生の「坂の上動物病院」とは対極にあるような、最新設備の充実した大病院。

田代先生はそこで勤務医として働く敏腕獣医師という設定です。

先進医療へのこだわりや専門医としてのプライドが高く、動物や飼主様に対する細かなケアや配慮にちょっとかける・・・という感じの獣医さんではありますが、腕は確かで、外科のスペシャリスト。

その田代先生が担当した避妊手術で、術後に緊急手術が必要になるようなトラブルが起きてしまうのは、いくらなんでも田代先生がお粗末すぎます。外科のスペシャリストどうした??って感じになってしまいますよね。

後々のエピソードで田代先生が外科のスペシャリストとして活躍するシーンもでてきますので、それはまずいです。

そのうえ、飼い主さんと二人で処置をするわけですから、そんなに大きな手術にするわけにもいきません。

ということで、なんとか考え出したのが、術後服と傷口の再縫合。

エリザベスカラーに比べて、術後服は食事も食べやすく動物のストレスも少ない場合が多いのは確かです。

最近ではSNS映えなんてこともあるのでしょうか? ネットをみればいろんな可愛らしい術後服が手に入りますね。

とはいえ、洋服に慣れていない動物の場合はかえってストレスになったり、服の上からでも無理やりに傷口を舐めたり、齧ったりすることもあります。

コオ先生も言っていたように、症例ごとに向き不向きを考えて選択する必要があるのですが・・・ナルタウン動物病院では、そのあたりの細やかな配慮と、飼い主様へのご説明が不足していた・・・というお話に落ち着きました。

ただ、ナルタウン動物病院を擁護させていただくと

入院中は術後服をまったく気にする様子もなかった子が、お家に帰ったとたんにカジカジと齧り始めて・・・なんてことは日常茶飯事ですし

エリザベスカラーだって、傷口にお口が届かないようにバッチリサイズ合わせしたはずなのに

お家にかえったとたんに、なぜだか絶妙なテクニックで傷口にお口が届くようになってしまったり・・・なんてことも日常茶飯事なのであります。

ということで、コオ先生の一発目の見せ場は、当初の脚本のイメージとは若干異なる処置となってしまいましたが・・・

あまりおおごとにしてしまうと、コオ先生にブラックジャックばりの活躍をお願いすることになってしまうので仕方ないのです。




続いて、事故のワンちゃんのシーン。

ベテラン動物看護士トキワさんとの出会いにつながるシーンですね。

事故にあったワンちゃんを大地君が保護し、そこにコオ先生が居合わせる・・・というシーンなのですが

原作では、このワンちゃんは軽症で、手術など大事になることはありませんでした。

トキワさんとの初めての手術はもっと違う状況、違う症例で行うことになるのですが・・・

今回のドラマでは、この事故で緊急手術をすることになり、そこに居合わせたトキワさんがやむを得ず助手をかってでることに・・・ということになります。

私のところに脚本が回ってきた段階では、「××が××しています。緊急手術が必要です!」といったざっくりとした内容で

この「××」を埋めるのが私の役割です。

これが結構大変。

「坂の上動物病院」の旧式の設備に、コオ先生一人という状況で

「命の危険があるところを、的確な緊急手術で助ける!!」という離れ業をなしとげなければなりません。

トキワさんじゃなくても、「一人じゃ無理ですよ!!」と言いたくなるところですが・・・

それでも何とかなる症例をひねり出さなければなりません。

あれこれ考えた結果、ベテラン看護師トキワさんの的確なサポートも期待して、交通事故による脾臓破裂という設定に落ち着きました。

「脾臓破裂」は我々一般の獣医師でも遭遇する機会の多い疾患です。交通事故も原因の一つですが、それよりも脾臓にできた腫瘍からの急激な出血の方が一般的ですね。

損傷の程度にもよりますが、基本的には損傷した脾臓をまるごと摘出することになります。

脾臓は、肝臓や腎臓に比べて腹腔内でのアプローチが容易で、術者一人でも摘出はそれほど難しくありません。

器具も特殊な物は必要なく、避妊手術などで使用する一般器具で十分に対応可能。

とはいえ、さすがにコオ先生がやろうとしていたように、完全に獣医師一人で・・・というのは無茶があります。

点滴をつなぐときどうしましょう?

動物が完全に意識をなくしている状態であれば獣医師一人でもなんとかなるかもしれませんが、実際には難しいでしょう。

麻酔時には呼吸用のチューブを気管に挿入しなければなりませんが、これも助手の手を借りずに一人で行うのなかなか難しいです。

大地君に手伝ってもらう??

さらには手術前の毛刈りや術野の消毒、そして自分自身の手洗いや術衣の装着など、これも助手が欲しいところです。

そもそも、手術をおこなう術者は滅菌された器具・エリア以外に触れることはできません。

そのため、手術中の麻酔器の調節や、モニター機器の操作、追加器具の準備など外回りを担当する助手が必要になります。

一人でこれをこなすとしたら、麻酔器やモニターに滅菌済みのカバーを被せるか、滅菌済カーゼで指を覆って直接機械に触れないようにする必要があります。
(実際にドラマでも麻酔器のダイヤル部分にカバーが被せてありました。気づきましたか?)

一人で手術しながら、モニターのアラームが鳴るたびに右往左往するコオ先生の姿が目に浮かびます・・・

トキワさんが居合わせなければ、大変なことになってしまいますね。

でも、もし実際に一人で手術しなければならない状況におちいったとしたら・・・

う~ん。大地君に手伝ってもらえば何とかなる・・・かな??



という具合に、「まあそこはドラマだから・・・」という部分もありつつ、極力リアリティを失うことが無いように監修いたしましたので、今後の展開もどうぞお楽しみに!


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本日のわんにゃんドック
2018年10月02日 (火) | 編集 |
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わんにゃんドックのご紹介です 


本日ご紹介するのは、トイプードルのくりまる君です 



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9月でちょうど10歳になったばかりの男の子です 




もともとコレステロールの値が高く出やすい傾向にあり、毎年健康診断を欠かさずに受けていただいています 




今年も多少数値上はひっかかるところはありましたが、基本的には大きな問題は無し 




自分で体調の変化を訴えることのできないわんちゃん・ねこちゃんは、日ごろから定期的に検診をおこなって、体の状態をチェックしておくこと大切です 




当院では、皆様の大切なご愛犬・ご愛猫の健康管理の一助として、定期的な健康診断「わんにゃんドック」をお勧めしております 


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