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町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
尿結晶
2018年03月16日 (金) | 編集 |
町田市 動物病院 谷口動物病院

こちらは、血尿を主訴にご来院いただいたワンちゃんの尿検査の顕微鏡画像です。




20180316tah01.jpg




ガラスの破片のようなものが沢山見えますが・・・



これは尿石の結晶です。



ストラバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)という種類の尿結晶です。



この結晶が膀胱を刺激し、血尿の原因になっていたようです。



尿結晶は、結晶を形成するミネラル成分の種類によっていくつかの種類に分かれます。



ワンちゃんでは、上記の「ストラバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)」か、カルシウム系の「シュウ酸カルシウム結晶」がよくみられます。



どのタイプの結晶がでるかは、そのワンちゃんの体質や、食生活の影響を受けます。



たとえば、柴犬やミニチュアダックスフンドはストラバイト結晶が多いというデータがあります。


一方、ポメラニアンやチワワはシュウ酸カルシウム結晶が多いとされています。


食事面では、高タンパク食やマグネシウムの多い食事をとっているとストラバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)結晶が多くなり


シュウ酸やカルシウムの多い食事をとるとシュウ酸カルシウム結晶が多くなります。



過去には、「にぼし」(マグネシウム豊富)をおやつに食べているワンちゃんでストラバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)が検出されたり・・・



ホウレン草(シュウ酸が多い)を食べているワンちゃんでシュウ酸カルシウム結晶が検出されたりしたことがあります。




顕微鏡でようやく見えるような小さな結晶であれば、無症状のことも多いですが、結晶が大きくなり「尿石」の状態になると手術が必要になることも。



結晶尿は、肉眼で異常を見つけることは困難ですが、尿が乾いた後に結晶がキラキラと残っていたり、血尿や頻尿などの症状が出ることもあるので、何か異変を感じたら早めの受診が大切ですね。



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