2017年11月28日 (火) | 編集 |
重度の慢性鼻炎を患っていた猫ちゃんです。

〇で囲ったところに、ドロッとした膿状の鼻水が出ていますね。
この慢性鼻炎の原因は歯周病にあります。
御覧の通り、犬歯の根元に歯周病があります。
この犬歯の歯根部分に発生した重度の炎症が鼻腔内に波及した結果、慢性鼻炎が生じているのです。
そのため、いくら鼻炎治療のお薬を飲んでも、この鼻炎が治ることはありません。
歯科治療を行い、この犬歯を抜歯しなければなりません。

犬歯周囲の歯肉を切開し、抜歯処置と、壊死した歯根周辺のクリーニングを行います。
犬歯の歯根周辺がグジュグジュと壊死している様子がお分かりいただけるでしょうか?
処置後は、歯肉をきれいに縫合いたします。

こちらが抜歯した犬歯。

歯周病のため、歯根が半分以上壊死して消失してしまっています。
こちらの症例。
抜歯処置後は鼻水も治まって、だいぶ調子がよくなってきました。
町田市 谷口動物病院

〇で囲ったところに、ドロッとした膿状の鼻水が出ていますね。
この慢性鼻炎の原因は歯周病にあります。
御覧の通り、犬歯の根元に歯周病があります。
この犬歯の歯根部分に発生した重度の炎症が鼻腔内に波及した結果、慢性鼻炎が生じているのです。
そのため、いくら鼻炎治療のお薬を飲んでも、この鼻炎が治ることはありません。
歯科治療を行い、この犬歯を抜歯しなければなりません。

犬歯周囲の歯肉を切開し、抜歯処置と、壊死した歯根周辺のクリーニングを行います。
犬歯の歯根周辺がグジュグジュと壊死している様子がお分かりいただけるでしょうか?
処置後は、歯肉をきれいに縫合いたします。

こちらが抜歯した犬歯。

歯周病のため、歯根が半分以上壊死して消失してしまっています。
こちらの症例。
抜歯処置後は鼻水も治まって、だいぶ調子がよくなってきました。
町田市 谷口動物病院
2017年11月21日 (火) | 編集 |
11月も半分が過ぎて、だいぶ朝晩冷え込んできましたね。
そのせいなのか・・・
今週は腰痛症状のワンちゃんが多いようです。
人間同様、ワンちゃんも突然、首や腰が「ピキッ」と痛くなってしまうことがあるようです。
そういったワンちゃんに共通なのが・・・
「数時間前まで元気にしていて、食欲も旺盛だったのに、急に元気がなくなってあまり動きたがらなくなったんです・・・」
我々の腰痛もそうですよね。
さっきまで何ともなかったのに、ちょっとかがんだ拍子とか、重いものを持ち上げようとした瞬間とか・・・

椎間板疾患を疑う症例のレントゲン写真。
〇で囲った部分の椎間が、前後の椎間に比べて狭くなっています。
触診で痛みの反応が出る部位と一致しているので、この部分に軽度の椎間板ヘルニアがあるものと推察されます。
確定診断にはCT/MRI検査が必要。
こういったワンちゃんの診察をするときには、首から腰まで慎重に触診をします。
わかりやすいワンちゃんだと、痛いところを触るとキャン!とないたり、怒って咬みつこうとしてくるのですが・・・
中には、病院では必死にこらえて痛みを表に出さないワンちゃんもいます。
ですが、そんなワンちゃんでも慎重に触診をすれば、痛いところを触ったときに体に緊張が見られたり、かすかに息を止めるような様子があったり・・・
そんな様子から症状を判断し、痛み止めを投与すると、1~2時間もするとケロッと元気になってしまいます。
そうすると、やはり言葉で症状を訴えることはできないけど、頑張って痛みをこらえてたんだなぁと思うのであります。
腰痛の原因は、写真の症例のように椎間板ヘルニア(疑い)であったり、単純な筋肉の疲労などが考えられます。
町田市 谷口動物病院
そのせいなのか・・・
今週は腰痛症状のワンちゃんが多いようです。
人間同様、ワンちゃんも突然、首や腰が「ピキッ」と痛くなってしまうことがあるようです。
そういったワンちゃんに共通なのが・・・
「数時間前まで元気にしていて、食欲も旺盛だったのに、急に元気がなくなってあまり動きたがらなくなったんです・・・」
我々の腰痛もそうですよね。
さっきまで何ともなかったのに、ちょっとかがんだ拍子とか、重いものを持ち上げようとした瞬間とか・・・

椎間板疾患を疑う症例のレントゲン写真。
〇で囲った部分の椎間が、前後の椎間に比べて狭くなっています。
触診で痛みの反応が出る部位と一致しているので、この部分に軽度の椎間板ヘルニアがあるものと推察されます。
確定診断にはCT/MRI検査が必要。
こういったワンちゃんの診察をするときには、首から腰まで慎重に触診をします。
わかりやすいワンちゃんだと、痛いところを触るとキャン!とないたり、怒って咬みつこうとしてくるのですが・・・
中には、病院では必死にこらえて痛みを表に出さないワンちゃんもいます。
ですが、そんなワンちゃんでも慎重に触診をすれば、痛いところを触ったときに体に緊張が見られたり、かすかに息を止めるような様子があったり・・・
そんな様子から症状を判断し、痛み止めを投与すると、1~2時間もするとケロッと元気になってしまいます。
そうすると、やはり言葉で症状を訴えることはできないけど、頑張って痛みをこらえてたんだなぁと思うのであります。
腰痛の原因は、写真の症例のように椎間板ヘルニア(疑い)であったり、単純な筋肉の疲労などが考えられます。
町田市 谷口動物病院
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