町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
心筋収縮不全と強心薬
2017年07月27日 (木) | 編集 |
先日、ある手術を控えて、術前検査をおこなった高齢犬です。


心電図、胸部レントゲンに気になる点があったため、超音波検査で心臓を詳しく調べたところ・・・


心筋の収縮不全が見つかりました。


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心臓の超音波検査。
左側の「FS:13.0%」という数値が心筋の収縮を示す数値です。正常犬のFSは35~45%くらい。
画面右側は実際に心臓が収縮する様子を経時的に表した画像です。
心筋が上下に収縮する様子が映っていますが、なんとなく弱々しい感じが伝わるでしょうか?




このような状態で手術をすることはできません。



手術は中止し、まずは強心薬での治療を開始し、経過を見ることになりました。



そして、強心薬を2週間投与して再検査。



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御覧のようにFSは正常値である36.6%に回復し、心臓が収縮する様子も明らかに力強くなっているのが分かります。



お薬の効果がはっきりとわかる検査結果ですね。



このような結果を見ると、超音波での心臓検査の重要性、そしてお薬をしっかりと飲むことの大切さがよくわかりますね。


これはお勧めです!
2017年07月11日 (火) | 編集 |
先月から取り扱いを始めた歯ブラシのご紹介です。



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「シグワン」という商品名。税込み730円。


普通の歯ブラシと何が違うかというと・・・



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このように、ブラシが360度びっしり生えています。


歯磨きで一番重要なのは、歯そのものを磨くことよりも、「歯周ポケット」(歯と歯茎の隙間)を磨くことです。


「歯周ポケット」に入り込んだ汚れが歯周病を引き起こすのです。


歯磨き中にどうしても動いてしまうワンちゃん・ネコちゃんでは、この「歯周ポケット」をピンポイントで磨くのはなかなか難しいものがあるのですが・・・


「シグワン」の360度びっしり生えたブラシは、「なんとなく歯の根元にブラシをあてがう」だけで、しっかりと「歯周ポケット」を捉えてくれるのです。


さらに、この「シグワン」が優れているもう一つの特徴が・・・


ブラシがとても細くて、歯茎への刺激がソフトであること。



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我が家の愛猫ピノで試したところ、通常の歯ブラシでは、前足でブラシを押し返そうとして嫌がるのですが・・・


「シグワン」では全くその様子はありません。


明らかに嫌がる様子が減りました。


むしろ、歯磨きが気持ちいいのかな? と思うくらいにおとなしくさせてくれます。この差は歴然でした!!

※我が家のピノは、子猫の時から日常的に歯磨きをしているので慣れていますが、初めての歯磨きをする猫ちゃん・ワンちゃんでは、いきなり奥まで歯ブラシを突っ込んだりせず、まずは前歯や唇をブラシでマッサージするなどして、歯ブラシに少しずつ鳴らしてあげて下さいね!


最近はワンちゃん・ねこちゃんのデンタルケア商品も様々なものが開発されて、メーカーさんもいろいろと売り込みに来ますが・・・


この「シグワン」は、間違いなく皆様にお勧めできる商品です!!


ぜひお試しください!


重度歯周病治療
2017年07月03日 (月) | 編集 |
歯科治療の様子です。


右上の奥歯に重度の歯周病を患っているワンちゃんです。


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一部歯石を取り除いたあとの写真ですが・・・


奥歯周辺の歯肉が重度の炎症を起こしています。


残念ながら、ここまで歯周病が進行してしまっては、抜歯をするしかありません。


この歯は、第4前臼歯といって、ワンちゃんの歯の中でもっとも大きくて、根っこが頑丈な歯です。


そのため、抜歯をするには歯肉の切開や、歯槽骨の切削が必要になります。

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歯肉を切開して歯槽骨(上顎の骨の一部)を露出。
この後、ドリルで周辺の骨を削ってから抜歯します。




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抜歯後の状態。



抜歯を終えたら、内部をよく洗浄し、周辺の歯肉を縫合して終了です。



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処置後は数日間鎮痛剤の投与を行いますが、翌日から元気にご飯も食べてくれます。


人間で親不知を抜いたりすると、1週間ほどは痛みに悩まされたりするものですが、ワンちゃんたちは結構平然とした顔をしています。