町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
本日のわんにゃんドックと歯石クリーニング
2016年11月24日 (木) | 編集 |
本日ご紹介するのは、トイプードルのコロンちゃん 



今月で5歳になったばかりの男の子です 



20161124tah01.jpg




とってもフレンドリーで、病院に来るのが大好きなコロンちゃんなのですが・・・



余りにテンションあがりすぎて、血圧測定が上手くいかないという問題が・・・ 




さて、今回のコロンちゃんのわんにゃんドックですが・・・


今回は健康診断としてだけではなく、歯石クリーニング前の麻酔検査も兼ねていました。



自分で歯磨きをすることのできないワンちゃん、猫ちゃんでは5歳にもなると、このように全体に歯石が付着してしまいます。



ペットとして飼育されている3歳以上のワンちゃん・ネコちゃんの80%が歯周病であるといわれております。



20161124tah02.jpg
コロンちゃんの歯の状態


幸い、コロンちゃんの場合はそれほど歯周病は進行していませんでしたが、このまま1~2年も放置しているといずれ歯周病は進行していきます。



重度に進行した歯周病を完全に治すことはできません。




20160920tah02.jpg
重度の歯周病症例




ここまで進行してしまうとお手上げです。




早い段階で歯石をクリーニングし、歯周病の進行を予防することが大切です。




20161124tah03.jpg
コロンちゃんの処置中のお口の様子



一時間程度の処置で、お口の中全体がこんなにピカピカになります 




ワンちゃん・猫ちゃんの歯科処置では、原則として全身麻酔下での処置になります。



全身麻酔と聞くと皆さんご心配なさると思いますが・・・


軽度の歯石クリーニングであれば、麻酔時間も最小限ですし、麻酔の使用量も避妊手術等の痛みを伴う処置に比べて少なく済みますので、それほど危険性はありません
(もちろん、十分に麻酔前検査で状態を把握し、麻酔中も細心の注意を怠ることはありません)



ですが、歯周病が進行してしまうと、抜歯処置などで3時間以上の麻酔時間になることも珍しくありません。



痛みを伴う処置になるので麻酔の使用量も増えてしまい、危険性も格段に上がってしまいます。



そんなことにならないよう、早い段階での歯石クリーニングがとても大切になるのです 




当院では、皆様の大切な御愛犬・御愛猫の健康管理の一助として、定期的な健康診断「わんにゃんドック」と、歯周病予防としての「歯石クリーニング」をお勧めしております!!




本日のわんにゃんドック
2016年11月14日 (月) | 編集 |
本日ご紹介するのはチワワのリクちゃん 



11月に一歳になったばかりの男の子です 



20161114tah01.jpg




近々、去勢手術を予定しているので、その術前評価もかねてのわんにゃんドックでした。



実はリクちゃん、乳歯が残ってしまっていたり、睾丸が正常な位置に下りてなかったりと、先天的な問題は多少ございますが・・・



麻酔に関わるような循環器系や肝・腎機能などは全く問題なしでした 



これで安心して手術に臨めますね 



本日のわんにゃんドック
2016年11月10日 (木) | 編集 |
しばらくわんにゃんドックのご紹介が滞っておりましたが・・・



本日ご紹介するのはトイプードル系MIX犬の愛利ちゃんです 


今年6歳になる女の子です。


20161110tah01.jpg


愛利ちゃんはもともと保護犬で、9月末に今の飼い主様のもとに引き取られたばかり。



この日はわんにゃんドックCでの精密検査でした 


検査結果は良好 



これから、新しい御家族のもとで、元気に過ごして行けそうです

犬と猫に蔓延する歯周病
2016年11月08日 (火) | 編集 |
当ブログでも頻繁にとりあげている「歯周病」。



ペットとして飼育されている3歳以上のワンちゃん・ネコちゃんの80%が歯周病であるといわれております。


20160920tah02.jpg



歯の表面に歯石が付着して、薄く黄色~茶色になっていて、歯茎の縁が赤くなっていたら、それはすでに歯周病です。



歯周病の原因は「歯垢」の中に存在する細菌です。


「歯垢」の成分は主に口の粘液細胞の残骸や、血液成分、脂質、唾液由来のタンパク質や細菌であります。


このネバネバした「歯垢」に、唾液中のカルシウムなどのミネラル分が取り込まれて、固い「歯石」になります。


歯に「歯石」が付着すると、ますます食べカスや「歯垢」が溜まりやすくなり、歯周病の進行を加速させていきます。



「歯垢」が「歯石」へと変化するには、人間では3週間程の時間がかかるそうですが・・・



ワンちゃん・猫ちゃんでは約1週間と、人間の3~4倍も早く「歯石」が形成されてしまいます。



これは、人とワンちゃん・猫ちゃんの唾液の性質の違いが原因とされています。



また、人間と違い、自分自身で歯磨きをすることはありませんから、歯周病は放置されどんどんと重症化していってしまうのです。





ところで・・・自分で歯磨きをしないといえば、野生の肉食動物も同様ですが・・・



実は野生の肉食動物では歯周病はまれとされています。



IMG_3776-1024x683.jpg


野生の肉食動物は主に草食動物や小型動物を獲物としてとらえるのですが、その際に皮膚・靱帯・筋肉・内臓などを余さず食いつくします。


最後には骨までしゃぶります。



これらの生の動物の組織は、強靭な線維組織でできていますので、歯で齧ったときに表面の汚れを削ぎ落とす作用が生まれます。


そのため、野生動物では歯周病が起きにくいのです。



一方、ペットとして飼育されているワンちゃん・猫ちゃんでは、ドライフードや缶詰フードを主に食べているため、このような自然の歯磨き作用が期待できません。


むしろ、ベタベタとした汚れが歯に残りやすく歯周病が起きやすくなっているのです。



ですので、そのようなペットのワンちゃん・猫ちゃんの歯の健康を保つには、飼い主様の手による歯磨きが何よりも大切。


また、遊びの一環として、色々なおもちゃを咬ませることで、唾液による洗浄作用や、物理的に汚れをこそぎ落とす作用が期待できます。
※おもちゃを咬ませるときには、歯の破損や、誤嚥に十分にご注意ください。

忘れていませんか?
2016年11月05日 (土) | 編集 |
フィラリア予防お知らせ



フィラリアの予防薬投与は6月末~11月末までです



最近、すっかり寒くなってきたので、フィラリア予防薬の投与をお忘れではありませんか?



フィラリアの予防薬は、名前こそ「予防薬」ですが、実際には「駆虫薬」です。



体内に「フィラリアが侵入するのを防ぐ」のではなく、「体内に侵入したフィラリアの幼虫を駆除する」お薬です。



したがって、10月~11月になって「もう蚊は見かけないから飲まなくてもいいや」と、飲み忘れてしまうと、それ以前に体内に侵入したフィラリア幼虫が生き残ってしまうのです。



生き残ったフィラリア幼虫は数カ月かけて成虫になり、心臓に寄生します。
一度心臓に寄生したフィラリア幼虫を駆除するには、外科的に摘出するか、副作用の強いお薬で駆除しなければなりません。



どちらにせよリスクの高い治療法です。



寄生数が少なく、重篤な症状がない場合は治療をせずに様子を見る場合もありますが、その場合も、フィラリアが心臓の弁に引っ掛かって急性の心不全を起こす可能性がありますし、また寿命を迎えたフィラリアの死骸が肺の血管をつまらせるなどの障害を起こすこともあります。



近年はフィラリア予防が一般化したため、フィラリア寄生犬を見かけることはすっかり減りましたが、それでもフィラリアそのものがいなくなったわけではありません。



フィラリアはワンちゃんだけではなく、タヌキやキツネなどの野生のイヌ科動物にも寄生しますので、自然界からフィラリアがいなくなったわけではないのです。
ホームページでも紹介しているように、ネコちゃんにも寄生します



フィラリアを確実に予防するには、面倒でも最後まで投薬することが重要です

迷子のワンちゃん
2016年11月04日 (金) | 編集 |
11月8日追記 飼主様見つかりました!

保護犬


忠生公園近くの和菓子屋「あけぼの」さん周辺で保護されたワンちゃんです。