町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
耳鏡(オトスコープ)
2016年04月26日 (火) | 編集 |
耳鏡と言う器具があります。


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耳の奥を見るための器具ですね。


耳が痒い・汚れが多い


などなど、耳の疾患の診断治療のために使います。


・・・が、私がこれを見ながら飼主様に


「汚れがひどいですねぇ・・・」とか「内部の炎症が強くて、耳道が狭窄してます」


なんて言っても、実際に見てみないと飼主様にはピンときませんよね。



そこで、ビデオタイプの耳鏡を購入いたしました。


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画像を撮影するだけの廉価なタイプなので、高価な医療用のオトスコープのように治療に使うことはできませんが・・・


飼主様に画像をお見せするだけであれば、とても鮮明な画像を得ることができます。



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正常な耳穴と鼓膜



拡大された画像がテレビモニターに映し出されるため、通常の耳鏡(一番上の画像の物)に比べて詳細な観察が可能です。



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外耳炎の症例。膿状の耳垢が蓄積し、耳道が炎症で狭窄しているため鼓膜の観察ができません。
炎症を起こした耳道の表面の皮膚がブツブツしている様子がわかります。





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犬種によっては正常な状態でも耳道が他の犬種に比べて狭かったり、ご覧のように毛が生えていて鼓膜の観察が困難な事があります。
このようなワンちゃんの耳では、汚れが蓄積しやすく、耳道内の湿度が上昇しやすくなります。
そのため、微生物が増殖しやすく、外耳炎を起こしやすくなります。









本日のわんにゃんドック
2016年04月25日 (月) | 編集 |
わんにゃんドックを受けていただいたワンちゃんのご紹介です 


まずは先月で8歳になったばかりのラムちゃん 



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ミニチュアダックスフンドの女の子です


ラムちゃんは私が勤務医として働いている頃から見せていただいているワンちゃんで、もうずいぶんと長いお付き合いになります。



とても飼主様に大切にしてもらっているワンちゃんで、わんにゃんドックもしっかりと毎年受けていただいております 




続いてご紹介するのは、2月に4歳になったばかりのおはなちゃん 




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キャバリアの女の子です 



おはなちゃんは昨年に引き続き、2度目のわんにゃんドック。



以前にもお話しいたしましたが、わんにゃんドックは定期的に受けていただくことがとても大切 



自分自身で体調の好調・不調を訴えることのできなワンちゃん、ねこちゃんでは、日頃の健康状態のデータの蓄積が、診断の大きな手助けになるのです。



当院では、皆様の大切な御愛犬、御愛猫の健康管理の一助として、定期的な健康診断「わんにゃんドック」をお勧めしております!

歯石を取り除いてみると・・・
2016年04月18日 (月) | 編集 |
すこし前の症例ですが・・・



歯科処置を行ったワンちゃんです。



歯石の付着が酷く、歯石クリーニングを行ったのですが・・・



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奥歯に蓄積した歯石。



薄茶色の歯石が完全に歯を覆ってしまっています。



これをクリーニングしてみると・・・




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このように奥歯に大穴があいていました。



虫歯でしょうか?



実は、ワンちゃんやねこちゃんは、唾液の成分が人間と違うため、虫歯にはほとんどなりません。
(ワンちゃんでは稀に、ねこちゃんでは私の知る限り報告はありません。)



一般的には、このように奥歯が損傷するのは、固いものを齧って割れてしまう外傷性の物がほとんどです。




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固いオヤツを齧って歯が割れてしまった症例




ですが、このように歯の中心部分だけが陥没するように破損するというのは見たことがありません。



ですので、非常に珍しい事ですが、虫歯だったのかもしれませんね。


虫歯だったとしたら、私も初めての症例です。
(そのくらい、わんちゃんでは虫歯は珍しいんですよ)




いずれにせよ、ここまで酷くなった歯は抜歯となりました。




本日のわんにゃんドック
2016年04月11日 (月) | 編集 |
わんにゃんドックを受けて下さったワンちゃんのご紹介です 



まずはMIX犬の男の子、ハル君です 




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2月に6歳になったばかりです 




ハルちゃんは1歳のころから毎年わんにゃんドックを受けてくださっていて、今年で6回目!



以前にもブログで書きましたが、健康診断では毎年のデータを蓄積することが非常に大切になります。



言葉をしゃべることのできないワンちゃん、ねこちゃんの健康状態を管理するには、この蓄積したデータが非常に役立ってくれるのです 




続いて、おなじくMIX犬のクーちゃん 



7歳(推定)になる男の子です 




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クーちゃんは昨年に引き続き、2回目のわんにゃんドックです 





わんにゃんドックCで、しっかりと健診させていただきました 



当院では、皆様の大切な御愛犬・御愛猫の健康管理の一助として、定期的な健康診断「わんにゃんドック」をお勧めしております 

百合根
2016年04月08日 (金) | 編集 |
「百合根」という食材がありますね。


私自身は家庭で百合根を使った料理が出ることが無かったので、食材としてほとんど意識することがなかったのですが・・・



「百合根」。名前の通り、ユリの根です。


・・・で、これが猫ちゃんを飼ってらっしゃるご家庭では、非常に危険な「毒物」になるのです。



このブログでも何度かご紹介してきたかもしれませんが、ネコちゃんがユリ科の植物を摂取すると中毒を起こし、腎臓の尿細管と呼ばれる部分が壊死してしまいます。



ユリ科の植物であれば、花、葉、茎、根などすべてに毒性があるといわれており、葉っぱを2枚食べただけでも死にいたることもあるそうです。



不思議なことに、「ユリ」が毒となるのはねこちゃんだけで、ワンちゃんでは中毒は見られないそうです。
(ワンちゃんではブドウやレーズンで同じように腎臓に中毒を起こすことがあります。)



百合根の旬は晩秋から冬で、正月料理などに使われるそうです。



普段、百合根を食材として御使用になられるご家庭では、良くご注意くださいませ。



百合根に限らず、タマネギやネギ、チョコレート、キシリトールなど、人間では全く問題の無い食材が、ワンちゃんやネコちゃんでは中毒を起こすことがあります。


ヒトとイヌ、ネコと種族が違えば、体の代謝能力も異なってきます。


家族のように接しているワンちゃん、ねこちゃんでも、生物学上は別種の生き物であり、体のメカニズムには異なる部分があることをどうぞお忘れなく!


本日のわんにゃんドック
2016年04月05日 (火) | 編集 |
本日ご紹介するのは今年で3歳になるMIX猫のちまりちゃんです 




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三毛柄が可愛らしい女の子です 




ちまりちゃんの飼い主様は、健康管理にとても気を使っていらっしゃる素晴らしい飼主様です 




1歳になる頃から毎年わんにゃんドックを受けていただいており、今年で3回目。



「若いうちからそんなに健康診断必要なの?」



と思う方もいらっしゃるかも知れません。



ですが、言葉をしゃべることができないワンちゃん・ねこちゃんの診療では、元気なころから日頃のデータをとっておくことが非常に重要になります。



たとえば、血液検査のデータ。


PCVという貧血の状態を調べる値があるのですが、ねこちゃんの正常値は30~45程度とかなり個体差があります。


この数値を検査した時に28と言う数値が出たとします。


普段の値が30前後の子が27や28という数値であればそれほど問題視することはありませんが、普段が45位のネコちゃんが27や28と言う数値が出た場合は、かなり警戒しなければなりません。



こういったことは、日頃の健康診断のデータを蓄積しておくことで、より精度高く判断することができるのです。



逆に、日常のデータの蓄積が無いと、貧血がどの程度進行しているのかの判断が不正確になってしまうのです。


当院では、皆様の大切な御愛犬・御愛猫の健康管理の一助として、定期的な健康診断「わんにゃんドック」をお勧めしております!