町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
角膜障害
2016年02月27日 (土) | 編集 |
こちら、ある高齢シーズー犬の目の写真。



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目の表面に網目のように血管が走っているのがわかるでしょうか?




こちらのワンちゃんは、目の症状を訴えて病院に来たわけではありません。



皮膚が痒いということでご来院いただいた症例です。



その際の身体検査で発見にいたしました。



シーズー犬やパグ犬などの短頭種(鼻ペチャ犬)は、シワの寄った目・鼻周りの皮膚構造のせいで、眼球に毛が入りやすく・・・



慢性的に毛で刺激を受けやすくなっています。



常に毛や皮膚が擦れていた眼球表面には、このような障害がでることが多々あります。



その他、乾性角結膜炎といって、涙の分泌が減少する疾患にもかかりやすく、こういった症状が悪化しやすい傾向にあります。



こういった疾患は、進行すると失明につながるので、なるべく早期発見して治療したいところですが・・・



前述したシーズー犬やパグ犬では、仔犬の頃から慢性的に進行していくので、なかなか飼主様は気付きにくいのです。




ですので、我々獣医師は、こういった事を念頭に置いて、飼い主様が目の症状を訴えていなくても、身体検査でしっかりと確認をしておかなければならないのです。

本日のわんにゃんドック
2016年02月20日 (土) | 編集 |
本日のわんにゃんドックのご紹介です 




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今月で13歳になるノワくんです 




お誕生日に合わせて健康診断としてわんにゃんドックBをうけていただきました 





当院では、ワンちゃん・ネコちゃんの年齢や体調に、ご予算に合わせて、わんにゃんドックA~Cの3つのコースを設定させていただいております 




皆様の大切な御愛犬・御愛猫の健康管理の一助として、定期的な「わんにゃんドック」



どうぞ、お気軽にご相談くださいませ 





暖かくなってくると…
2016年02月15日 (月) | 編集 |
昨日は春一番が吹き荒れて、気温も上昇した一日でしたね。



このように暖かくなってくると、ノミやマダニの活動が活発になってきます。



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大量のノミの糞




2月だとまだ何となく冬のような気持ちでいますが、昨日のように急に気温が上がったときには要注意!




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吸血して膨らんだマダニ




何年か前にテレビでずいぶんと話題になりましたが、マダニのような吸血寄生虫は人や動物に伝染病を運んでくる怖い存在です。




ワンちゃんではバベシア症といって、貧血や発熱が起こり、重度の場合は死に至る伝染病がございます。


また、人では何年か前にニュースになりましたがSFTS(重症熱性血小板減少症候群)やライム病、日本紅班熱といった伝染病がマダニを介して感染されることが知られています。





ワンちゃんは我々人間よりも、無防備に草むらの中に入り込んだり、顔を突っ込んだりしますので、こういった伝染病に対して危険性が高くなります。



早め早めの対策をしていただくことが大切ですね!

ニキビダニ
2016年02月05日 (金) | 編集 |
2月に入ってからちょっとバタバタしていたので、更新がだいぶ空いてしまいましたね 



本日ご紹介するのは、ニキビダニの増殖による皮膚炎です。



ニキビダニと言うのは、動物の毛孔に寄生するダニ。


どんな動物にも寄生していると考えられており、本来は無害なダニなのですが・・・



何らかの理由により、ダニが異常増殖すると皮膚炎を起こすことがあります。



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ニキビダニが毛穴の中で異常増殖したために発症した皮膚炎




本来は無害であるはずのニキビダニが異常増殖する原因は・・・



年齢

内臓疾患

皮膚コンディションの異常


などが考えられます。



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異常増殖したニキビダニ



写真の症例は、もともと食物アレルギーによる皮膚炎を患っているワンちゃんで、なおかつ脂症の体質の為にニキビダニが異常増殖しやすくなっているのです。



この場合は、ダニを駆除するだけではなく、皮膚コンディションの悪化の原因となっているアレルギー対策や、脂症対策としてシャンプー療法などをしっかりとやっていくことが大切です。