町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
臼歯破折
2014年05月30日 (金) | 編集 |
今までにも、何度かとりあげてきたことですが、とっても大事なことですので、再びとりあげます。


臼歯の破折事故です。


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こちらの写真は、狂犬病ワクチンの際の身体検査で、臼歯破折が見つかった症例です。



写真中央の奥歯(臼歯)が割れて、黒く変色しています。良く見ると、歯茎の色も他の部分にくらべて黒っぽくなっています。


黒っぽく見えている部分は、歯髄といって、歯の中心部分です。


ここまで破損した歯は、抜かなければいけません。


飼い主様は、歯が割れていることには気がついていらっしゃいませんでした。


いったい、いつ? なぜこんなことになったのでしょう?


原因は「豚の耳」などに代表される、かた~いオヤツ。


飼い主様は、お知り合いから「歯にいいのよ!」と勧められて与えていたそうです。


声を大にしていいます。


飼い主様のお知り合いの方には申し訳ありませんが、これは大間違いです!


豚耳等の固すぎるオヤツは決して与えないでください!!



このような、固すぎるオヤツを与えていて、今回のように歯が割れてしまう事故が多発しています。


それも・・・悲しい事に、皆さん歯の健康に良いと信じて与えての結果なのです・・・



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反対側の奥歯も割れて、歯髄が見えてしまっています。


我々獣医師の間では、もう10年も前から豚耳での歯の破折事故が問題視されており、私も機会を見ては、このようにブログにとりあげたり、診察の際に飼い主様にお話をしたりするのですが・・・



我々獣医師の啓蒙活動が不十分なのでしょうね。いまだにペットショップ等で当たり前のように豚耳が販売され、固いものを咬ませるのは歯の健康にいいと思われている方が多いのが現状です。



もちろん、ある程度の固さのあるものを咬むことで、物理的に歯の表面を磨く作用があるのは事実です。



ですが、豚耳のように、極端に固く、咬みちぎりにくい物を与えてしまうのは危険です。



なんとなく、「ワンちゃんの歯は丈夫」というようなイメージがあるようですが、実際にはそんなことはなく、人間の歯とそれほど構造、強度自体は差はないと思われます。


ですので、人間が思いっきり噛んで、「これは歯が割れちゃいそう」と思うような程固い物は与えない方が良いのです。



ちょっと想像してみてください。カッチカチに乾燥した、豚耳の分厚い部分を、思いっきり噛んだら・・・


「歯が割れちゃうかも・・・」と思いませんか?



人間の場合は、「ひょっとしたら歯が割れるかもしれない」と想像することができるので、自然と力加減をしますが、ワンちゃんはそうはいきません。


何の遠慮もなく、力の限り噛みつきます。



そして、運悪く豚耳の最も固い部分を、力任せに噛みついた結果、ご覧のように歯が欠けてしまうのです。



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こちらは昨年12月の症例。



このような事故を防ぐためにも、このブログをご覧いただいている皆様には、ぜひ、周りのワンちゃん友達の皆様にも、こういった危険性について話を広めていただければと思います。


迷子のネコちゃん
2014年05月29日 (木) | 編集 |
2014年05月29日19時05分33秒

迷子のネコちゃんです。

山﨑団地付近で逃走してしまったそうです。

懸命に探されています。何か、思い当たることがございましたら、病院受付までご連絡をお願いたします。

谷口動物病院 042-711-7612




本日のわんにゃんドック
2014年05月26日 (月) | 編集 |
今日はわんにゃんドックのご紹介です 


本日ご紹介するのは、MIX猫のニャーコちゃん 



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正確な年齢が解らないのですが、おそらく12~14歳程度と思われます。



以前から、腎機能の低下や、肝臓の超音波検査像で気になる点がある等、定期的に診察・投薬を続けていたニャーコちゃん。


お誕生日に合わせて、わんにゃんドックCで精密検査となりました 



結果、もともと気になっていた部分も特に進行はなく、全体的には極めて優秀な結果 




飼い主様にも、ご安心いただくことができました 



当院では、大切なワンちゃん・ネコちゃんの健康管理の一助として、定期的な健康診断をお勧めしています 

帝王切開 2
2014年05月23日 (金) | 編集 |
小型犬では、どうしても母体のサイズに比べて、胎児が大きい為、難産になることが多くなります。



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たとえば、体重が30kgあるような大型犬から生まれた仔犬の、出産直後の体重はおよそ400g~600g程度。



それに比べ、体重3kgの小型犬から生まれた仔犬の、出産直後の体重は150~200g程度。



小型犬と大型犬で、母体の体重差は10倍もあるのに、生まれてくる仔犬の体重差は2~3倍程度。



いかに、小型犬の母体にとって、胎児が大きいかが良くわかると思います。



こちらのわんちゃんも、残念ながら帝王切開となってしまいました。



陣痛が始まって、一度赤ちゃんの一部が見えたそうなのですが、その後ひっこんでしまったとのこと。


破水してから、1~2時間たっても全く生まれる様子がありません。


触診で子宮の出口に胎児は触れるものの、どうやら骨盤のところでひっかかってしまっているようです。


すぐに手術の体制を整えて、帝王切開をおこないます。


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体重3kgに満たない母体(妊娠時の体重は3.60kg)に、私の握りこぶし三つ分もあるような大きな子宮。



なんとなく塊が3つあるのがお解りいただけますでしょうか?



帝王切開そのものは、よっぽど特殊な状況でなければ、技術的には難しい手術ではありません。



大変なのは、摘出した胎児の蘇生処置。


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母体に使用した麻酔薬は、胎盤を介して胎児にも影響します。


難産で弱った胎児が、麻酔から覚めずにそのまま亡くなってしまうこともあるのです。


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幸い、今回は皆元気に生まれてきました。
※先日のレントゲンクイズの答えは3頭でした。



ただし、帝王切開が無事に終了しても、もう一つの心配事が・・・



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自然分娩でない場合、特に初産のワンちゃんでは、生まれてきた赤ちゃんの事を上手く認識できず、世話をしないことが多々あります。



今回のワンちゃんも、初めは赤ちゃんをそばにおいても、まったく面倒をみる様子がありませんでした。


上の写真を見ると、母犬が赤ちゃんを守っているようにも見えますが、これは私が無理やり赤ちゃんをお腹の下に置いただけ。


ケージのドアを開けると、赤ちゃんほったらかして外に出ようとしてしまうのです。



初めの1~2日は上手く赤ちゃんの面倒が見れなくても、だんだんと母性本能が目覚めて、上手に面倒をみるようになる子もいますが、なかには完全に育児放棄してしまうワンちゃんもいます。



こちらのわんちゃんは、初めの半日は完全に育児放棄でしたが、徐々に母性本能が目覚めてきたようで、なんとか無事に育児をはじめてくれました。



「我が子のように可愛がっているワンちゃんやネコちゃんの子供が欲しい」という飼い主様のお気持ちというのは、ごく自然なものだと思います。


ですが、犬種によっては、それは大きな負担になりかねないということを知っておいていただければと思います。

帝王切開
2014年05月20日 (火) | 編集 |
獣医療で緊急手術というと、先日とりあげた消化管閉塞の他に、「帝王切開」がございます。



とはいえ、最近は避妊・去勢手術をされているワンちゃんがほとんどなので、当院の規模では1~2年に一度あるかどうか。



以前勤めていた勤務先でも、年に1度~2度くらいと、それほど多く遭遇するわけではありませんが、それでも母体と胎児と複数の命がかかった、待ったなしの緊急手術であります。



当院では妊娠が疑われる症例では、まず超音波検査で赤ちゃんの状態を確認いたします。



超音波検査では、交配から3週間ほどで赤ちゃんの心臓の動きが確認できるようになります。


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超音波検査は、赤ちゃんの状態を確認するのには優れていますが、「赤ちゃんが何頭いるか?」を確認するのには向いていません。


赤ちゃんの正確な頭数を調べるにはレントゲン撮影が必要です。


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赤ちゃんの頭数を数えるときは、頭骨の数を数えます。
何頭いるかわかりますか?



この症例、母体は体重3kgに満たない超小型犬。



その小さなお腹一杯に赤ちゃんが育っています。



これは、ちょっと自力での出産は難しいかも・・・


出産の際は、骨盤が広がり、赤ちゃんの頭もある程度変形しますが、それを計算に入れても、この母体の骨盤の幅を赤ちゃんが通れるかどうかはギリギリです。


この時点で、飼い主様には難産の可能性があることをお話しし、その場合にはどう対処するか、どのタイミングで病院にご連絡いただくかなどをご説明しておきます。


続く・・・
※赤ちゃんの頭数の正解は次回で^^







催吐処置
2014年05月17日 (土) | 編集 |
先日は、腸閉塞で緊急手術を行った症例をご紹介しましたが・・・


先日のケースは、飼い主様も知らない間にゴム紐を飲んでしまい、それが腸閉塞を起こしたことで異常に気がついたわけですが・・・



では、眼の前で異物を飲み込んでしまった場合はどうすればよいのでしょうか?



飲み込んだ物によって対処法は変わってきますが、単純な紐とか果物の種といった異物は催吐処置を行います。
※食道炎を起こすような薬剤や、食道を傷つける恐れがあるような物の場合は吐かせてはいけません。



「催吐処置」・・・つまり、薬剤の作用で無理やり吐き出させるわけです。



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とはいえ、「安全に吐かせるためのお薬」なんてものはございませんので・・・なんらかの薬品の「副作用」を利用して吐かせることになります。



獣医療で一般的なのは・・・

1.オキシドール
消毒薬であるオキシドールを飲ませることで、胃粘膜を刺激して吐かせます。
当然、胃の粘膜が荒れて胃炎を起こしてしまいますので、処置後もしばらくは吐き気が続きます。
処置後に胃潰瘍になり、死亡した症例というのもあるそうなので、決して無害な方法ではありません。


2.トラネキサム酸の大量・急速静脈投与
トラネキサム酸というのは、炎症を抑えたりするのに使用する薬剤なのですが、この薬剤を、通常よりも大量・急速に静脈投与すると、副作用で吐き気を催します。
胃炎や胃潰瘍などの有害作用はなく、処置後に吐き気が長く続くようなこともありませんが・・・
この方法も、完全に無害というわけにはいかず、けいれん発作を起こした症例や、心停止を起こした症例の報告があります。



といった具合に、ある程度の有害作用はございますが、手術でお腹をあけるよりはまだマシなわけですので、ある程度の危険性を理解していただいたうえで処置を行うのであります。



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タオルをかじって飲み込んでしまったワンちゃんの吐物。


一番大きな破片は、男性の人差し指くらいの長さです。


このワンちゃんは大型犬でしたので、このくらいのサイズなら、よっぽど運が悪くない限りウンチに出ると思いますが、小型犬ではちょっと危険ですね。



開腹手術までには至らなくても、このようにお薬で緊急的に吐かせる処置をするようなことはしょっちゅうです。



くれぐれも、皆様ご注意くださいませ。

毛玉? 異物? その3
2014年05月15日 (木) | 編集 |
消化管閉塞の症例、その3です。


造影剤の流れから、小腸のどこかに閉塞がある疑いが強くなったわけですが・・・


どうやら、この部分で詰まってしまっているようです。


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造影剤の流れがせき止められている様子が解ります。



画像の部分で、造影剤がとどまったまま、何時間たっても流れる様子がありません。


「何が詰まっているか?」は解りませんが、「何かが詰まっている」事はほぼ確実といえます。


これはもう、開腹手術以外の選択肢はありません。


その日のうちに緊急手術となりました。


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お腹を開けてみると・・・やはり小腸の途中に閉塞です。



写真下側のアコーディオン状にしわが寄った部分が閉塞部位です。



ここが閉塞しているため、他の部分が風船みたいに膨らんでしまっています。



・・・で、こちらが閉塞の正体です。


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ゴム紐。



ネコちゃんのオモチャについていた物?



どうやら、飼い主様がしまっていた物を、ドアの隙間から手を差し込んで奪取に成功していた模様です。



腸閉塞は命にかかわる疾患です。


場合によっては腸が壊死を起こしたり、穿孔(穴があく)を起こしてしまうこともあります。



そういったケースでは、手術で異物を取り除いたとしても、命を助けられないこともあるのです。


お家の中で生活しているわんちゃん、ネコちゃんは、思わぬ物を口にすることがあります。


飼い主様方には、「まさかこんなもの食べないだろう・・・」ではなく、「万が一これを食べちゃったら・・・」という発想で、常日頃お気をつけいただいたいものです。

本日のわんにゃんドック
2014年05月13日 (火) | 編集 |
腸閉塞のネコちゃんのお話しをしている途中ですが・・・



ここで、わんにゃんドックのご紹介です 




今日は2件まとめてのご紹介です。




まずは、フレンチブルのぶるる君 



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笑顔が可愛らしいですね~ 



今年の12月で10歳になるワンちゃんで、3月頃に一度体調を崩したことがあったそうです。



現在は元気を取り戻しているものの、「心配なので一度精密検査を・・・」ということで、わんにゃんドックCを受けていただくことになりました。




結果としては大きな問題はなし




御心配されていた3月の体調不良についても、現在のところは全く問題はないようでした。



むしろ、血液検査の数値などは、9歳のワンちゃんとしては100点満点の数値でした 




続いて、ノルウェージャン・フォレスト・キャットのノワちゃん 



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先月2歳になったばかりの女の子です 



ブルー(グレー)一色の体毛がとても奇麗ですね 



ノワちゃんも尿検査と血液検査で少し気になる数値があったものの、基本的には問題はありませんでした 




当院では、大切なワンちゃん・ネコちゃんの健康管理の一助として、定期的な健康診断をお勧めしています 

毛玉? 異物? その2
2014年05月12日 (月) | 編集 |
さて、レントゲン撮影、超音波検査で異物の閉塞を疑ったネコちゃんですが・・・



とはいえ、開腹手術に至るには、もう少し決め手がほしいところ。



そこで、造影剤を用いて、閉塞部位の確認を行うこととしました。



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造影剤を飲ませた直後



造影剤というのは、いわゆる「バリウム」みたいなものの総称です。



飲み込んでからレントゲンを撮影すると、造影剤が胃腸を流れていく様子が観察できます。



造影剤を飲み込ませてから、30分、1時間、2時間・・・とレントゲンを何度も撮影し、造影剤の流れていく様子を確認していきます。



上の写真では、造影剤を飲み込ませた直後にも関わらず、かなりの量が小腸の先の方まで流れて行っているのが観察されます。




これはちょっと動きが速すぎます。普通は、造影剤を飲ませた直後でここまで造影剤が移動することはありません。



閉塞が原因かどうかはわかりませんが、胃腸の動きに異常が出ているようです。



ですが、少なくとも胃の出口が閉塞している様子はなさそうです。



では、いったいどこが閉塞しているのでしょう?




1時間ごとに撮影を続けていくと・・・



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造影剤投与からおよそ6時間




初めの動きが早かった割には、その後はほとんど動きがありません。



本来なら、造影剤を投与して6時間も過ぎれば、造影剤のほとんどは胃から排出され、大腸まで流れていなければいけないはずです。




どうやら、小腸の途中に閉塞があるようです。



つづく・・・

毛玉? 異物?
2014年05月10日 (土) | 編集 |
4~6月は、狂犬病予防接種やフィラリア予防検査等が集中する季節ですので、動物病院が一年で一番忙しい季節であります。


ブログの更新ペースも落ちてしまうと思いますが、なるべく時間を作って、大切なワンちゃん・ネコちゃんの健康管理に有用な情報をお届けるように頑張りますね!



さて、本日ご紹介するのは、突然の嘔吐を主訴に来院されたネコちゃんです。


まだ1歳半の若い男の子。



事の始まりは、4月29日でした。



前日まではごく普通に過ごしていたそうなのですが、突然吐き気が4~5回続いたのと、29日の朝からは元気はそこそこあるものの、食欲が無いということでした。




若いネコちゃんで、突然の嘔吐が続く場合は、消化管内異物の心配がございますが、この時点では、特に変なものを食べてしまった様子はないということ。



ちょうど、ネコちゃんの毛の生え変わりの時期であることと、症例が長毛種であることから、毛玉が一時的に腸にひっかかっての嘔吐、腸炎の可能性と判断し、点滴治療と胃薬で数日様子を見ることにしました。



その後、1~2日ほどはすっかり元気を取り戻して、吐き気も落ち着いてきたように見えたのですが・・・



5月2日頃から再び嘔吐の症状が悪化。



5月3日に再来院いただき、精密検査を行うこととなりました。



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左側の孤立したガスが胃のガス。右側のソーセージ状に連なっている部分は小腸のガス。



レントゲンを撮ってみると、胃と小腸にガスが溜まっている様子が観察されます。


胃や腸にガスがたまる理由は様々ですが、このように小腸にソーセージ状にガスが溜まっている所見は、腸閉塞を疑う所見です。


腸閉塞といっても、腸炎などで腸の動きが悪くなることで起きる「機能的な腸閉塞」と、異物や毛玉による「物理的な腸閉塞」が考えられます。


「機能的な腸閉塞」であれば、内科療法での治療になりますが、「物理的な腸閉塞」であれば手術で摘出しなければなりません。



レントゲン上では、明らかな異物が写っている様子はありませんが、紐や布、毛玉、輪ゴムといった異物は、よっぽど大きな塊にならない限りはレントゲン上で確認することは容易ではありません。



そこで、超音波検査でチェックすると・・・




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黄色線で描いた部分が、小腸の断面。



小腸の内部に白い塊が・・・



塊の下側には、黒く影ができています。これは、白い塊部分で超音波が遮られているから。



これは、消化管内異物を強く疑う所見です。



ただ、この白い影が何か?までは解りません。



毛玉なのか? それとも、別の異物なのか?



そして、この異物を疑う物が、はたして手術が必要な程の物なのか?



それとも、数日待てばウンチに出てくれるものなのか?




もう少し検査を行って、そこを見極めなければいけません。



つづく・・・

30cmの悲劇
2014年05月05日 (月) | 編集 |
今までも何度かとりあげてきましたが、小型犬の前足の骨折です。




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最近の獣医療では、交通事故などによる骨折を診療することはめったにありません。



骨折の症例のほとんどが、小型犬の前足の骨折。



その原因が・・・



ソファから飛び降りた・・・



抱っこしてたら飛び降りちゃった・・・



はしゃいでピョンピョン飛び跳ねてたら折れちゃった・・・



というふうに、ごく日常的な動きの中でポッキリと折れてしまいます。



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一時期のチワワブーム以来、体重2kgに満たないような極めて小さなチワワ、トイプードル(ティーカッププードル)、ヨークシャーテリアなどがもてはやされる傾向にあります。



その様な超小型犬は、筋力と骨格の強度がアンバランスで、ソファの上などに飛び乗る筋力はあるものの、そこから着地した時の衝撃を受け止める骨格の強度を持ち合わせていないのです。




そんな超小型犬では、たった30cmの段差が写真のような骨折につながることが、多々あるのです。

本日のわんにゃんドック
2014年05月02日 (金) | 編集 |
世の中はゴールデンウィーク中ですが、当院はいつも通りに診療しております^^



5日、6日の祝日も、通常通りに診療しておりますので、ご安心くださいませ。




さて、本日ご紹介するのは・・・



トイプードルのちょこちゃんです 



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来月で5歳になる男の子です 




ちょこちゃんは、生後3か月の小さな仔犬の頃から診させていただいているワンちゃんです。



ワンちゃんで5歳というと、人間の年齢に換算すれば30代半ばというところ。



人間同様、このくらいの年齢になると、「ちょっと肝臓の数値が・・・」「コレステロールが・・・」なんて血液検査でひっかかることも多くなってきます。



生活習慣を改善すれば問題のないことがほとんどですが、稀に大きな問題の前兆だったりすることもあるので、しっかりと再検査を受けていただくことが大切です。
※軽度の肝臓数値の上昇の原因の一つに、肥満やオヤツ類の食べ過ぎが関わっていることがあります。





人間よりも成長が早く、寿命の短いワンちゃんネコちゃんは、その分、老化も早くなります。




病気の徴候、老化の兆候をいち早く察知するためにも、定期的な健康診断が欠かせません 



当院では、大切なワンちゃん・ネコちゃんの健康管理の一助として、定期的な健康診断「わんにゃんドック」をお勧めしております