町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
本日のわんにゃんドック
2014年01月31日 (金) | 編集 |
今日はわんにゃんドックのご紹介です 




昨年12月に4歳になったばかりの小町ちゃん 




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もともとアレルギー持ちのワンちゃんなので、アレルギー性の結膜炎のため少し涙目になってしまっています 



流石に4歳ともなると、すこし歯石などが気になり始めましたが、基本的な健康状態は全く問題なし 



当院では、大切な愛猫・愛犬の健康管理のために、年に一回の「わんにゃんドック」をお勧めしております 


猫のアレルギー性皮膚炎
2014年01月30日 (木) | 編集 |
以前にもご紹介しましたが、猫のアレルギー性皮膚炎であります。





前回ご紹介した症例は、顔周りの症状でしたが・・・



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前回ご紹介した症例







今回の症例は・・・





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お腹のところが見事に禿げてしまって、さらには酷い皮膚炎になってしまっています。



痒みがひどくお腹をなめすぎた結果、このような病変になるのです。



猫ちゃんの舌は、ご存知のようにトゲトゲがはえていて、すごくザラザラしています。




その舌で何度も何度も舐めるため、毛がハゲ、さらには皮膚も削り取られるように傷ついてしまうのです。



猫ちゃんのアレルギー性皮膚炎の原因は、ノミアレルギーや食物アレルギーなど様々ですが・・・



今回の猫ちゃんは、ノミの駆除薬を使うことでずいぶんと改善するようなので、おそらくノミアレルギーが主な原因なんでしょうね。



ここまでひどい皮膚炎を起こしていなくても、今回の症例のように、お腹の下側の毛が薄くなっている猫ちゃんはアレルギー性皮膚炎の可能性がありますので、早めに病院にご相談くださいませ。

歯槽膿漏
2014年01月28日 (火) | 編集 |
先日、健康診断をおこなったワンちゃんの歯の様子です。




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写真左側が鼻先の方向



左上の奥歯です。




歯槽膿漏で、歯肉が無くなってしまい、真っ黒に変色した歯根が見えてしまっています。



ところで、他の歯と比べてると、この歯のところだけ妙に歯石が多く、歯周病が酷くなっています。



実は、この歯は、ワンちゃんで最も歯石がつきやすく、歯周病になりやすい歯なのです。



この歯は、第4前臼歯といって、ワンちゃんの奥歯の中で、もっとも大きくて頑丈な歯。



獲物の骨を咬み砕き、肉を咬み裂く役割を持った歯です。



この部分の頬粘膜には、唾液線の分泌口が存在します。




歯石は、歯に付着した歯垢に、唾液中のミネラル分が吸収されることで形成されていきます。



そのため、唾液線の分泌口に近い歯には、歯石が付着しやすくなり、歯周病にもなりやすくなってしまうのです。



さらに、この部分は、ほっぺたを大きくめくらないと見えない部分なので、飼い主様も気づきにくく、歯磨きもしにくい場所なので、よけいに歯周病が酷くなりやすいのです。


本日のわんにゃんドック
2014年01月24日 (金) | 編集 |
昨日に続き、わんにゃんドックのご紹介です





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昨年5歳になったミニチュアダックスのモカちゃんです 




いつも診察中は、横にひっくりかえって激しくしっぽを振ってくれるカワイコちゃんです 





わんにゃんドックCでの精密検査をおこないました。




今回の検査では、大きな問題は見つかりませんでしたが・・・



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尿検査で、ストラバイト結晶(尿結晶の一種)が見つかってしまいました 



ストラバイト尿結晶は、ほとんどの場合は、体質や食生活の影響で発症するようです。



現段階では無症状ですが、この結晶が大きくなり、尿石症になると、血尿や頻尿と言った症状が見られるようになります。→ 尿石症の症例




そうならないためにも、こういった無症状の段階で食事変更などの手を打つことが大切です 


本日のわんにゃんドック
2014年01月23日 (木) | 編集 |
ちょっと掲載順が前後しましたが、今年一番初めにわんにゃんドックを受けていただいた、テンちゃんです 




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昨年12月に10歳になったばかりの女の子です 



10歳というと、人間の年齢に換算して、およそ40代後半~50代前半といったところ。



そろそろ、いろいろと病気も心配になる年齢ですから、わんにゃんドックCで一通りの検診をさせていただくことになりました 




一通りの検査をして、ほぼ問題なしというところだったのですが・・・




血液の数値で一か所気になる点があり後日再検査をおこなうことに。




元気も食欲も問題なく、私も飼い主様もそれほど気にしてなかったのですが・・・




再検査の結果、比較的稀な血液の病気を疑う兆候が・・・ 




その後、いくつかの検査を経て、やはり病気の疑いが強いということで、初期治療を開始。



今朝様子をうかがったところでは、お薬に対して良い反応が出ているそうで、まずは一安心というところ 




今回のテンちゃんのケースは、明らかな症状が出てからでは手遅れになる可能性がある病気でしたので、たまたまこの時期に健康診断を受けていただけたというのは、本当に不幸中の幸いです。



飼い主様とも、「今回ばかりはいいタイミングで検査だったね~」と胸をなでおろしました。



もちろん、まだまだ油断はできない状況ですから、テンちゃんの今後の治療が上手くいくことを、本当に祈るばかりです。 

有機チオ硫酸化合物
2014年01月18日 (土) | 編集 |
有機チオ硫酸化合物




と言われても、「なんのこっちゃ?」という感じだと思いますが・・・





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タマネギに含まれる成分の一つで、ヒトに対しては血栓症予防効果、抗ガン作用、免疫力アップ効果など、有益な機能を持った物質であります。




このように、人間の健康維持に貢献する「有機チオ硫酸化合物」ですが、ワンちゃん・猫ちゃんにとっては「毒物」になってしまいます。




ご存知の方も多いと思いますが、ワンちゃん・猫ちゃんはネギ類(タマネギ、ニンニク、ネギ、ニラなど)で「タマネギ中毒」をおこします。




その、タマネギ中毒の原因物質が、「有機チオ硫酸化合物」だといわれているのです。



有機チオ硫酸化合物は、ワンちゃん・猫ちゃんの血液細胞に酸化障害を起こします。




酸化障害を受けた血液細胞は、体内で破壊されていくため、動物は貧血に陥ってしまうのです。




貧血が急激かつ重度に生じた場合は、命に危険を及ぼすこともあるくらい、怖い中毒なのであります。





有機チオ硫酸化合物は耐熱性の物質であるため、加熱調理したものでも中毒を起こします。




タマネギそのものを与えなくても、たとえば「スキ焼の煮汁」なんかにネギのエキスが含まれていれば、それを飲んだワンちゃんが中毒を起こしてしまうこともあるのです。




有機チオ硫酸化合物に対する感受性(つまり、中毒の起こしやすさ)は個体差があることが解っています。



「お隣のケンちゃんはタマネギ入りのハンバーグを一個食べてもケロッとしていたのに、うちのタロちゃんは、ハンバーグ一かけらで酷い中毒を起こしてしまった」



なんてことが起こるわけです。




犬種によっても差があるようで、柴犬など日本犬は、タマネギ中毒を起こしやすい傾向にあるそうです。




たまに、「うちの子、タマネギサラダ食べたけどケロッとしてたわよ~」



なんておっしゃる方がいらっしゃいますが、それは、運が良かっただけで、食べる量、体質によっては重篤な中毒を起こす危険性がある物質です。



重々、ご注意くださいませ。

本日のわんにゃんドック
2014年01月16日 (木) | 編集 |
本日はわんにゃんドックの話題です。




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生後6カ月のちまりちゃん 



可愛らしい三毛猫ちゃんです 



ちまりちゃんは、2月に避妊手術も予定していますので、その術前検査も兼ねてのわんにゃんドックでした。



まだ生後6カ月と若い猫ちゃんですが、もともとが保護猫ちゃんだったこともあって、「一度しっかり検診しておきたい」という飼い主様のご希望で、わんにゃんドックCで隅から隅までしっかりと検査させていただきました 



当院では、年齢やご予算に応じて、「わんにゃんドックA」「わんにゃんドックB」「わんにゃんドックC」とご用意しておりますが、今回のように、初めてのドックですべてをしっかりと検査しておくというのは、とても有効なことです 




自覚症状を訴えることのできないワンちゃん、猫ちゃんの診療では、健康な時の詳細なデータが残っているということは、診断にとても役に立つのです。



ちまりちゃんも、今回のデータを今後の健康管理に、ぜひ役立てていただきたいと思います 

ギプス固定による皮膚損傷 2
2014年01月09日 (木) | 編集 |
さて、湿潤療法で皮膚の再生を期待することとなったワンちゃんの続きです。



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通常なら、直径2~3cm程度の皮膚欠損であれば、湿潤療法で治療すると1~1か月半程度で、奇麗に治るものなのですが・・・



肘や膝といった関節部分は、動きが激しいことと、屈曲時に皮膚が引っ張られる力が強い為、皮膚の再生に非常に時間がかかります。



最低でも半年。場合によっては完治まで1年近くかかることもございます。




こちらのワンちゃんも、ずいぶんと時間がかかりました。



下は治療開始から約1か月の写真。



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少し、傷口が小さくなった印象がありますが、それも2~3mm程度でしょうか。



そして、治療開始から7か月。



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少し表面が湿った感じがありますが、ほぼふさがりました。



この間、飼い主様は、朝晩2回の包帯交換をずっと続けてくださいました。



飼い主様の頑張りがなければ、もっと治療に時間がかかったことと思います。



結局、こちらのワンちゃんで「もう完全に大丈夫!」と太鼓判を押せたのは12月になってからですので、合計9カ月も治療に時間がかかったことになります。




そもそもは、獣医師の施した治療の不具合がこのような事態を招いたわけで・・・やはり、言葉をしゃべることができないワンちゃん・猫ちゃんの治療では、特に細かい注意が必要ということですね。

ギプス固定による皮膚損傷 1
2014年01月06日 (月) | 編集 |
皆様、明けましておめでとうございます 



当院も、本日から完全に通常通りの診療が始まっております 



今年も一年、スタッフ皆で力を合わせて、皆様の大切なワンちゃん・猫ちゃんの病気治療・健康管理に努めていきたいと思います 



さて、新年最初のブログの更新ですが・・・



まずは、昨年の3月に初めてご来院いただいた症例です。



こちらは、左前足の肘の部分なのですが・・・



皮膚が大きく欠損してしまっています。


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こちらのワンちゃんは、当院にご来院いただく2カ月ほど前に、骨にヒビが入ったということで別の病院さんでギプス固定で治療をしていたそうです。



骨のヒビの方は上手く治ったようですが、ギプスで圧迫されていた肘の皮膚が大きく欠損してしまったようです。




肘や膝などの関節部分は、ギプス固定や包帯治療をした際に、圧迫されたり、擦れたりすることで、このような皮膚欠損を起こすことがあります。




動物の場合、人間とは違って、自分自身(動物自身)で「包帯がキツイ、皮膚が擦れて痛い」と訴えてくれるわけでは無いですし、包帯やギプスをしたままでも激しく動き回ってしまうため、ある程度の皮膚炎や褥瘡(じょくそう=床ずれのような傷)は避け難いものです。




そこで、獣医師はそれを踏まえたうえで、こまめに包帯の具合、ギプスの固定具合を調節しなければなりません。




ここまでひどく欠損させてしまうというのは、ちょっと困ったものです・・・




これだけ広範囲に皮膚欠損してしまうと、縫合して治癒させるのはちょっと無理そうです。



肘や膝などの関節部分は、曲げ伸ばしをした際に皮膚が突っ張ってしまうため、もともと傷の治癒が難しい部分なのです。



だからこそ、こういった部分に包帯やギプスをする際には、細心の注意を払って、皮膚欠損を起こさないようにしなければいけないのですが・・・





まあ、理由はどうあれ、あいちゃったものは閉じなければいけません。





そこで、今までもたびたび登場している、湿潤療法で皮膚の再生治療をおこなうことといたしました。




ちょっと長くなったので、次回に続く・・・