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町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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猫の歯の吸収病巣
2018年10月16日 (火) | 編集 |
町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院


「お口が痛いみたいで・・・」



ということで来院された猫ちゃん。


20181017tah01.jpg



御覧のように※印をつけた部分の歯が溶けて穴が開いてしまっています。


虫歯(齲蝕)のように見えますが・・・



これは、「歯の吸収病巣」といわれる、猫ちゃんに多い歯科疾患です。



この疾患は「破歯細胞」の異常活動が原因で発症します。



「破歯細胞」というのは乳歯が生え変わる時に働く細胞です。


歯根を溶かす働きがあり、それによって歯が生え変わるわけですが・・・



その「破歯細胞」が異常な活動を始めて、永久歯を溶かしてしまうのが「歯の吸収病巣」です。



なぜ「破歯細胞」が活性化するのか原因はわかっていません。



免疫学的異常や、栄養の不均衡、歯周病の関連などが疑われていますが、まだはっきりとしたことはわかっていません。



抜歯以外の有効な治療法はなく、今回の症例も残念ながらこの二本の歯は抜歯となりました。



町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院







歯石クリーニング
2018年07月09日 (月) | 編集 |
町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院



いつもは重度の歯周病治療をご紹介することが多いのですが・・・



本日は一番基本的な歯科処置である歯石クリーニングのご紹介です。
※料金案内


20180709tah01.jpg



ワンちゃん・ネコちゃんの歯科処置は、原則、全身麻酔下での処置となります。


※無麻酔での歯科処置の危険性について:日本小動物歯科研究会
http://sa-dentalsociety.com/
http://sa-dentalsociety.com/news/dental%20scaling.pdf




麻酔をかけたら、まずは口腔内を詳しく観察して、麻酔前には見つけられなかったような歯周病などの異常がないか確認いたします。


写真からもわかる通り、前の方の歯に比べて奥歯の歯石が多いですね。


じつは、この部分には唾液腺の分泌口があるため、ワンちゃんのお口の中で最も歯石が付きやすい部分。



この部分はほっぺをめくらないと見えないので、飼い主様が前歯をみて「まだまだ綺麗ね!」なんて思っているうちに、どんどんと進行してしまっていたり・・・



この部分は歯槽膿漏も起こしやすいので入念にチェックです。



チェックが終わったら、超音波スケーラーで歯石クリーニングであります。


人間の歯医者さんでやる歯石クリーニングと全く同じです。


20180709tah02.jpg



麻酔をかけないと見ることもできないような奥の方や歯の裏側までしっかりと歯石を取り除いていきます。



歯石クリーニングで最も大切なのは、歯肉縁下とよばれる歯と歯茎の隙間の部分をしっかりとクリーニングすること。



この部分に入り込んだ歯石や歯垢が歯周病の一番の原因になります。




20180709tah05.jpg




しっかりと歯石を取り除いたら、研磨剤でツルツルに磨き上げます。




この程度の歯石の量であれば、麻酔処置の時間も含めて40~50分程度で終わります。



20180709tah06.jpg



歯の黄ばみやシミ汚れまで取り切れるわけではないので、「真っ白!!」というわけにはいきませんが・・・



かなり綺麗になりましたね!!



麻酔をかけての処置というと、皆さんご心配になるのは当然。


痛みを伴う処置になると麻酔も深くかけなければなりませんが、クリーニングだけなら最小限の麻酔で済みます。


うつらうつらと半分寝てるくらいの麻酔具合で、処置のために体の向きを変えようとすると、それだけで目が覚めかけるくらいの麻酔加減なんですよ。


重度の歯周病になってしまい、大きな負担をかけて治療をするよりは、軽い麻酔処置で済むうちに早め早めの歯石クリーニングを行うのが大切です。



20180220tah01.jpg




20180203tah01.jpg



こうなってしまってからでは、処置の時間もかかるし、麻酔も深くかけなければなりませんし、歯を何本も抜くことになるし、飼主様のお財布にも優しくありません。


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歯科処置 6歳・ペキニーズ
2018年05月17日 (木) | 編集 |
町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院


こちらは、先日歯科処置をしたペキニーズの女の子の様子です。



20180514tah01.jpg



まだ6歳と比較的若い症例ですが、奥歯にはしっかりと歯石が付着しております。



奥歯のすぐそばには唾液腺の分泌口があるのですが、そこは最も歯石が付着しやすい部分となっています。




20180514tah02.jpg




超音波スケーラーで歯石を取り除き、研磨剤でツルツルに磨き上げます。



ペキニーズやパグ、ブルドックなどの鼻が短い犬種は、お口の中の処置スペースが狭くて大変です。



クリーニングだけならまだしも、歯周病がひどく、抜歯の処置が必要な時などはかなり難儀いたします。


町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院


猫の歯の吸収病巣
2018年03月30日 (金) | 編集 |
町田市 動物病院 谷口動物病院



こちらは先日手術した猫ちゃんの歯の様子。



20180330tah01.jpg



〇で囲った部分・・・



歯が溶けて、赤く炎症を起こしていますね。


猫ちゃん特有の歯科疾患で、以前は「破歯細胞性吸収病巣」と呼ばれていましたが



最近は単純に「吸収病巣」と呼ばれています。



人間でいう「虫歯」に似ているようですが、この疾患は「破歯細胞」という細胞の働きによって歯が吸収されて起こる疾患です。



「破歯細胞」は、本来は乳歯の生え変わりの際に働く細胞です。


乳歯を吸収し、歯の生え変わりを助けていると考えられています。


その細胞が、なぜかわかりませんが永久歯に影響を及ぼして、吸収してしまうのです。


原因については諸説ありますが、今のところははっきりしたことは分かっていません。


吸収された病変部には痛みが生じますので、猫ちゃんは食欲が落ちたり、ご飯を食べにくくなったりします。



治療は抜歯。



残念ながら、お薬等で治る病気ではありません。



発症率は28~67%と高く


10歳以上の猫ちゃんではなんと69%。


人間と違って、痛みを言葉で訴えることのできない猫ちゃんでは、飼い主様が気づかないまま痛みに苦しんでいるケースも少なくありません。



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歯周病による歯肉の壊死
2018年02月20日 (火) | 編集 |
町田市 谷口動物病院

先日歯科処置を行った症例です。


もともとは、眼瞼にできた腫瘍切除を行ったワンちゃんなのですが、その際の身体検査で「歯周病」を発見。


後日改めての歯科処置となりました。



20180220tah01.jpg



犬歯に生じた歯周病のせいで、根っこ周辺の歯肉が壊死してしまい穴が開いています。


歯肉が赤黒く変色しています。


空いた穴から見える歯根にまで、茶色く歯石が付着してしまっていますね。


こうなってはもう抜歯するしか手立てはありません。


3歳以上のワンちゃん・猫ちゃんの80%以上にすでに歯周病が認められるというデータもございます。


ご自宅での歯磨きと同時に、病院での定期的なクリーニングで健康な歯を保つことが、ワンちゃん・猫ちゃんの「QOL(quality of life:生活の質」を維持するために非常に重要になってきます。

町田市 谷口動物病院