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町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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ドラマ監修裏話 「僕とシッポと神楽坂」 最終話
2018年12月02日 (日) | 編集 |
町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院


遂にここまで来ましたね!


「僕とシッポと神楽坂」 最終話です。



20181201tah02.jpg



行方不明だった加瀬先生が見つかり、コオ先生にはアメリカから引き抜きの話が・・・


トキワさんのいない病院、一人複雑な思いを抱えるコオ先生のもとに一匹の柴犬が迷い込みます。


認知症を患った老犬のタロウ君です。


食環境が整い、予防医療が浸透した現代の獣医療では、ペットも高齢化によって認知症を患うケースが増えています。



一般的には柴犬に多いと言われますが、統計的にはほかの犬種とそれほどの差はないそうです。


ですが、日々の診察経験からすると、柴犬では特に症状が重度であるように感じています。


もちろん、ほかの犬種でも認知症の症例は多くいますが、夜鳴きや徘徊など飼主様の日常生活にも影響が出るほどの重度の認知症は柴犬に多いのではないでしょうか?


それにしても、タロウ君役のワンちゃん。素晴らしい演技でしたね。



脚本を拝見した時には、認知症の演技なんてできるのかなぁ?と半信半疑でしたが・・・



見事な演技でしたね。


さて、認知症のワンちゃんで一番問題になるのが、夜鳴き。


ドラマでもそういったシーンがありましたね。


この夜鳴きの対策はなかなかに難しいのが正直なところ。


認知症により生活のリズムが乱れたワンちゃんは日中に寝てしまって、夜に活発に活動してしまいます。


対策としては、日中になるべく散歩に行くなどして、生活のリズムを整えるようにするのが基本。


それに加えて、必要に応じて鎮静薬などを投与する場合もありますが・・・


ただ、そこまで強力に寝かせるお薬ではないので、なかなか夜鳴きを止めることは難しいのが実情です。
(内臓機能の低下した老犬に、強力なお薬を毎日のように投薬するわけにはいきません。)


ご近所からの苦情で飼育を継続することが困難になったり、飼主様ご家族の生活リズムまでめちゃくちゃになってしまったり・・・


ドラマのように、ご高齢のご家族の介護もしつつ、認知症のワンちゃんの介護まで・・・そして飼主様は心身ともに疲れ果てて・・・


そんなことが、動物医療の現場で実際に起こっているのです。




ところで、トキワさんがコオ先生のもとを去る時に、たくさんの注意書きのメモを書き残していきましたね。


このメモ


「トキワさんだったらどのようなことを書くでしょうか?」



と助監督さんから依頼されて、いろんなパターンを考えてメールしたのですが・・・


全然使われていませんでした・・・( ^^;)


う~ん・・・ちょっと残念です(><)



ということで、全8回。「僕とシッポと神楽坂」どうでしたか?



動物医療監修という初めての経験でしたが・・・


用意された脚本をチェックするだけではなく、お話の根幹になる症例を考えるところまで担当することになったので、なかなか責任重大な役割でした。


その分、いろいろと苦労するところもありましたが、お話に大きくかかわることができたという達成感がありましたね。


フィクションなので、あるていどオーバーな部分もありつつも、なるべくリアリティのある作品になるように症例を考えたのですが、皆様お楽しみいただけたでしょうか?



初めに脚本を拝見した時には、「ずいぶんと原作とはキャラクターの性格も違うし、マンガとは別物になりそうだなぁ・・・」と複雑な気持ちでした。


原作自体にも、獣医師としてたくさんのアドバイスをさせていただいて、たらさわさんの作品作りに長くかかわってきて、想い入れのある作品です。


どんなドラマに仕上がるのが、心配な部分も正直あったのですが・・・・


結果としては、私自身も最後まで楽しんで観ることができました。


患者様からも、「楽しみに観てるよ!」とおっしゃっていただくことが多く、私個人としては責任を果たすことができたかな・・・と満足しています。


ドラマが最終回を迎えて寂しい気持ちもありますが、なんとか無事に監修の仕事を終えることができて、ほっとしています(^^)



町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院



ドラマ監修裏話 「僕とシッポと神楽坂」 第7話
2018年11月24日 (土) | 編集 |
町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院



コオ先生とトキワさんの距離がぐっと縮まってきた第7話です。



20181124tah01.jpg


今回のお話では、コオ先生の幼馴染の「名倉」と「まめ偪」の愛犬が脳腫瘍で緊急手術に・・・!!


これも初期の台本では、「○○が疑われる。確定診断できないのでナルタウンへ」という記載で私のところに回ってきました。


いままで、「ナルタウンでできなかった○○をコオ先生が・・・」という流れで来ていたのですが、ここにきて立場が逆転です。



しかも、手術は田代先生が執刀。



コオ先生の知識、手術の技量はナルタウンの田代先生に匹敵するという設定ですから、ちょっとやそっとの病気ではナルタウンに回せません。



まず、坂の上動物病院で確定診断を下せないということは、CTやMRIなどの高度画像診断施設が必要になるということになります。


確定診断にCT/MRIが必要になる病気としては、やはり脳神経疾患が思い浮かびます。


その中でも、特にスペシャリストでなければ手が出ないような手術・・・となると、脳腫瘍でしょうか。
※劇中では言及されませんでしたが、田代先生は脳外科のスペシャリストという設定で脚本は書かれています



劇中でも触れられていましたが、ワンちゃんでは「髄膜腫:ずいまくしゅ」が、脳腫瘍として最も発生頻度が高いと言われています。


人間では「髄膜腫」は良性腫瘍として扱われるそうですが・・・


ワンちゃんでは正常組織との境界が不明瞭(腫瘍の浸潤)になるなど、悪性所見を示すもの少なくないそうで、その摘出には高度な技術と設備が不可欠です。


術野を拡大するための脳外科手術用などの最新設備が劇中でも登場しましたね。


ちなみに、最先端の高度医療や専門手術の監修となると、私では知識不足です。


そこで、手術の詳細などについての外科監修は、日本動物高度医療センターの平尾先生をはじめとする専門医の先生方のお力も借りて撮影を行っているんですよ。



なので、私も今回の手術シーンは「おお~、すごいな~」と思いながら楽しませてもらいました。


いやぁ、それにしてもナルタウンの設備での手術となると、いろいろと無理をしなくてすんだので、医療監修もだいぶ気が楽でした・・・(笑)




ところで、コオ先生がトキワさんの看病をするのに病院を留守にするシーンがありましたが・・・


初めの脚本では堀君が「最近では僕も腕を上げたんですよ!」なんて感じで診療をする・・・ということになっていましたが。


もちろんNGです。堀君は学生なので診療はできません。そこで、コオ先生が処方・準備したお薬の受け渡しを留守番中に行うという設定に代わっています。


あと、皆さん、あの流れだと名倉とまめ福はよりを戻して結ばれる・・・と思いましたよね?



私もすっかりそのつもりで見ていたら、大どんでん返しでビックリしました(笑)



あれ~?この二人より戻すんじゃなかったっけ~??


と思って、初期の台本を確認したら、確かにはじめは二人は結ばれる筈だったのですが・・・


最終稿になる頃には名倉がフラれる設定に変更されていました。


監修したのはもう数か月前なので、すっかり忘れていたのでビックリでしたよ。



さあ、来週はいよいよ最終第8話。


行方不明だった加瀬先生が見つかり、コオ先生には海外から引き抜きの話が・・・


いったいどうなる??



町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院




ドラマ監修裏話 「僕とシッポと神楽坂」 第6話
2018年11月17日 (土) | 編集 |
町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院


ラストシーン。

ふらついたトキワさんをコオ先生が抱きとめて・・・

って、あの状況からいくらなんでも「お姫様抱っこ」はないでしょ??

と、思いませんでしたか??


ということで、「僕とシッポと神楽坂」第6話です。



20181117tah01.jpg



劣悪な環境で飼育されていた繁殖犬を香子ちゃんが保護して連れてきます。


保護してきたロミちゃんは、ストレスのせいか、いろいろなものを齧って飲みこんでしまう癖があって・・・物語終盤ではコオ先生が心配したように、飲み込んだ異物が腸閉塞を起こしてしまい、緊急手術となってしまいます。



このお話。初めに台本が私のところに回ってきた時点では・・・


コオ先生 ××犬の健康診断をしてる。
       と、なにか気になることがあって。
コオ先生「・・・・」
トキワさん「(気づいて)どうかしましたか」
コオ先生「××検査もしましょう」


コオ先生「××に××の疑いがあるね。詳しいことは検査の結果を見ないと分からないけど」


コオ先生「××が××してます。緊急手術をします」


といった感じです。


この××を埋めていって、お話が成り立つようにしなければならないのですが・・・

そもそもですね、はじめの検診の際に異常が見つかって、なおかつそれが後に緊急手術に発展してしまうような病気があったとしたら・・・

のんきに里親さん探している場合ではありません。


なので、「異常はあるものの、ごく軽微なもので、里親探しには支障がない」のだけれど、でも後々には「命にかかわる状況で緊急手術に!!」という条件を満たさなければならないのです。


ということで、私が提案したのは「異物による腸閉塞」。



実際にワンちゃんの緊急手術ランキングでは、「異物による腸閉塞」はどの動物病院さんでもトップ3に入ってくるはずです。


20131103tah04.jpg


さて、というわけで消化管内異物の症例でいくことになりましたが、ここで製作サイドからの要望で、「なるべく難しい症例を!!」とのリクエスト。


やはり、ドラマの盛り上がりとしては、手術中に「これは難しいぞ・・・!」というようなシチュエーションが必要なようです。


そこで、コオ先生には「紐状異物が腸壁に食い込んで、容易にはひっぱりだせない」症例に挑んでもらうことになりました。


これは、実際に私自身が経験した症例をモデルにしています。


いやホントこれ大変でした。


※手術中の画像があります。苦手な方はご注意ください!!

消化管内異物 緊急手術その1

消化管内異物 緊急手術その2



劇中でホリ君が「腸がアコーディオン状に・・・」と言っているシーンがあったり、コオ先生が「無理に引っ張ると腸が裂ける危険があります」といったセリフがありますが、上記の症例がモデルになってるのです。



そういえば、こんな症例もありました。

信玄餅のタレの容器



この症例は「僕とシッポと神楽坂」 第12巻 53話にでてくるんですよ(^^)



町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院

ドラマ監修裏話 「僕とシッポと神楽坂」 第5話
2018年11月12日 (月) | 編集 |
町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院



「僕とシッポと神楽坂」 第5話です。



20181112tah01.jpg



大地君の出生の秘密が明らかになったり・・・

すずめさんとお母さんとの確執や・・・

田代先生のプロポーズ・・・

トキワさんとコオ先生急接近??

と、今回は病気のお話よりも、各キャラクターについてのエピソード満載の第5話でしたね。


動物医療監修担当としては仕事量の少ないお話でもありました。


緊急での帝王切開や、インコの卵詰まりの処置など、急を要する処置ではありましたが、「坂の上動物病院」の設備、スタッフで問題なく対応できる疾患ばかりでしたので、監修するうえで悩む点はまったくありません。



昔から犬は安産の象徴のように言われていますが、小型犬人気が高まっている近年では、まったくそんなことはありません。



小型犬の出産では、母体に対して胎仔が大きすぎる場合が多く、難産になることが多いのです。





20140520tah01.jpg
過去のブログ1



このレントゲンは、過去に当院で実際に帝王切開を行った症例のレントゲンです。

体重3キログラムに満たない超小型犬のお腹に、明らかに大きすぎる胎仔が3頭。

出産の際は、骨盤が広がり、赤ちゃんの頭もある程度変形しますが、それを計算に入れても、この母体の骨盤の幅を赤ちゃんが通れるかどうかはギリギリです。

この時点で、飼い主様には難産の可能性があることをお話しし、その場合にはどう対処するか、どのタイミングで病院にご連絡いただくかなどをご説明しておきます。


難産になると、当然帝王切開が必要になるのですが・・・


一般の動物病院は産科専門・救急専門で診療をしているわけではないので、帝王切開が必要だからと言って、すぐに手術ができるわけではありません。


中規模~大規模の病院で、スタッフの数が十分にいればよいですが、多くの個人病院は獣医師1~2名で診療をしていますので、急に「難産です!!」となっても、即手術に入れるわけではないのです。


予約の患者様や、すでに診療途中の患者様の都合をどうするか?


その間、難産の母体・胎仔はどの程度待ってもらうことができるのか?


そういったことを、判断しながら通常診療と手術の準備を同時進行で進めなければなりません。




20140520tah05.jpg
過去のブログ2



帝王切開の手術そのものは、それほど難しいものではありません。


避妊手術を日常的におこなっている獣医師にとっては、子宮へのアプローチは慣れたもんです。


ただ、胎仔は母体よりも麻酔薬の影響を強くうける可能性があるので、麻酔開始から胎仔摘出までは、できる限り速やかに行う必要があります。


でなければ、摘出した胎仔に深く麻酔がかかってしまい、蘇生処置が大変になってしまうのです。



獣医師は胎仔を摘出したら、看護師に胎仔を託します。


胎仔の蘇生処置は看護師の担当です。
(獣医さんが沢山いる病院では違うかもしれませんが)


獣医師は切開した子宮を縫合しながら、看護師の蘇生処置を待ちます。


やがて、手術室に仔犬の小さな鳴き声が、小さく小さく響き始めると、ほっと一息つけるのです。




町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院


ドラマ監修裏話 「僕とシッポと神楽坂」 第四話
2018年11月03日 (土) | 編集 |
町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院



さて、「僕とシッポと神楽坂」も第四話まで進みましたね。


ナルタウン動物病院で手術は難しいと判断された症例に、コオ先生が挑むものの・・・といったお話でしたが・・・



081103tah01.jpg


心臓に腫瘍ができてしまったゴールデンレトリバーのぐりちゃん。

技術的に摘出は可能かもしれないが・・・

すでに症例の体力は衰え、心臓そのものの状態も悪く、長時間の麻酔・手術の負担に耐えられそうもない。

摘出そのものは成功したとしても、麻酔から目覚めることなく亡くなってしまう可能性が考えられる・・・といった状態です。

田代先生は、リスクの高い手術はおこなわず、対症療法でぐりちゃんを見守ることを飼主様に勧めますが、飼主様には手術に強いこだわりがあるようです。

その様子を見かねた堀川君は、ぐりちゃんを連れて坂の上動物病院へ・・・

コオ先生は飼主様の希望を叶えるべく、そしてぐりちゃんを助けるために1%でも可能性があるなら・・・と難しい手術に挑みます。


しかし・・・摘出は成功したものの、田代先生が危惧した通り、弱ったぐりちゃんの体は手術の負担に耐えられず、残念ながら術後に容態が急変し亡くなってしまいます。


20180927tah04.jpg
心臓腫瘍の一例




ここで、監修者として苦労したのが、「ぐりちゃんをどのような病気に設定するか」です。




まず、手術の難易度。

最先端機器をそろえ、スタッフも十分にいるナルタウン動物病院。そして外科のスペシャリストである田代先生が手術をためらうほどの状態です。

それほどの症例を、スタッフも少なく、設備も旧式・不十分な坂の上動物病院で手術しようというのがそもそも「無謀でしょ??」という話になってしまうのです。

かといって、坂の上動物病院の設備・人員で十分に手術可能・・・という症例にしてしまうと、「だったらナルタウンで問題なくできるでしょ??」という話になってしまいます。

原作の方だと、たらさわさんにそのようにお話をすると

「じゃあ、手術は夜間緊急病院の設備を使って・・・助っ人に〇〇先生を呼んで・・・」

という感じで解決してもらうのですが、今回のドラマではそうもいかないのが難しい所であります。







次に問題になるのが、「本当にリスクを冒してまで手術するべきなのか?」という部分。

まず、「手術のリスクが高い」というのはどういった状況でしょう?

例えば・・・

「腫瘍が摘出困難な位置にあり、無理をすると大出血の危険がある」

「技術的に手術は可能だが、症例の状態が非常に悪く、手術の負担そのものに耐えられない可能性がある」

といったケースが考えられますね。

ただし、そういった症例でも

「今危険を冒して手術をしなければ、数日以内に苦しんで死んでいくしかない」

といった状況であれば、これは「リスクを冒してでも手術を行う価値がある」と言えます。

こういった状況で、なおかつ飼主様も手術を希望されているなら、通常は獣医師は手術を勧めるはずです。

もちろん、田代先生であっても手術を勧めるはずです。





一方、「リスクを冒すべきではない」状況というのもあります。

例えば

「無理して手術をしなくても、緩和治療で数週間、数か月の延命が見込める」
※今すぐに苦しんで死んでしまうというわけではない

という場合です。

このパターンだと、何が何でも手術を勧めるということにはなりませんね。

リスクの高さを慎重に判断し、手術するかどうかを飼主様としっかりと相談しなければなりません。

たとえば、手術成功の可能性が50%だったら? 30%だったら? 10%以下なら?

成功の可能性が低ければ、無理にして手術せずに、数週間・数か月でも家族と穏やかに過ごす道を選ぶ飼主様も多いと思います。

今回のぐりちゃんの場合は、このパターンになります。

そうでなければ、田代先生が手術を断るわけがないのです。


それなのに、コオ先生が手術に挑むというのは、無謀すぎるぞ・・・というのが監修者の気持ちなのであります。


初めに田代先生が手術を断った・・・という前提がなければもうちょっと楽だったんですけどねぇ・・・




ところで、今回のエピソードで堀川君が田代先生に叱られるシーンがありますね。

堀川君が「危険があるのはわかっていますが、チャレンジしたいんです!」と訴えるシーンです。

我々獣医師の仕事というのは、自分自身が努力して身につけた知識・技術で動物の命を救うことができる、とても遣り甲斐のある仕事です。

私自身も身に覚えがあることなのですが、知識・技術が身についてくると、「難しい症例だけど、この子を救う事ができるかチャレンジしたい」という気持ちが芽生えてくることがあります。

ですが、「自分がチャレンジしたい」からといって、飼い主様に十分にリスクなどを説明しないままに、難しい治療に誘導することがあってはいけません。

我々獣医師の役目は、飼い主様が納得のいく選択ができるように、様々な状況を想定した治療プランを提示することであって

「自分がチャレンジしたい!」という気持ちが前面に出てきてしまってはいけないのです。

学生でなおかつ研修生の立場でこんな風に治療に口出しをして、あまつさえ患者様を別の病院に連れて行くなんてとんでもないことです。

なので、はじめに脚本を拝見して堀川君のこのセリフを見た時に、「これは田代先生にきつく叱ってもらわなければなりません」というメールを返したのです。



そんなこんなで、「田代先生、もっと二人に言ってやってよ!」と思いながら監修をすすめた第四話でした。




そういえば、ぐりちゃんが息苦しそうにする演技、とても真に迫っていましたね。

毎回思うことですが、病気の演技をするワンちゃん・猫ちゃんたち、素晴らしい演技です。

彼ら「シッポ」ちゃんたちの迫真の演技が、このドラマには欠かせない重要なポイントになっていますね!

そして、独特の魅力を発する田代先生の今後の活躍にも期待です!



町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院