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町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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肥満による気道の狭窄
2020年03月13日 (金) | 編集 |
町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院





先日健康診断をおこなったワンちゃんのレントゲン写真です。





20200313tah01.jpg





〇で囲った部分に気道の狭窄がみられます。




別に病気なわけではありません。



咽喉周りの脂肪の所為でこのように気道が圧迫されているのです。




今のところ深刻な問題はでていませんが、普通のワンちゃんに比べればすぐにハアハアしやすかったり、いびきをかきやすかったりというような軽度の呼吸障害はあるようです。




ただ、人間のように汗をかくことのないワンちゃんは、体温調節を呼吸で行う必要がありますので、このように気道に狭窄があるワンちゃん熱中症の危険が高まると考えられます。




適切な体重管理、大切です。




町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院

短頭種気道症候群
2019年12月12日 (木) | 編集 |
町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院






「短頭種(たんとうしゅ)」という言葉はご存知でしょうか?




パグ犬やブルドックのようなお鼻がペッタンコの犬種の事です。




チワワやヨークシャーテリアなど、お鼻が短めの犬種も含まれます。





短頭種では、鼻~咽喉にかけての骨格が変形しているため、呼吸器に障害が出やすいのですが、そういった短頭種ならではの呼吸器障害を「短頭種気道症候群」と呼んでいます。





20191212tah01.jpg
正常なワンちゃんの頭部レントゲン。
鼻から喉にかけての空気の通り道(気道)がハッキリと写っています。







20191212tha02.jpg
短頭種の頭部レントゲン。
鼻から喉にかけての気道が狭くなっており、空気の通り道が狭くなっています。





いびきをかきやすい・・・




ぜえぜえしやすい・・・




むせたりしやすい・・・




軽度の症状であればその程度で済みますが、重度の症例だと呼吸困難につながる場合も。




程度の差はあれど、短頭種には必ずと言っていいほど存在する「短頭種気道症候群」




普段からちょっと呼吸の様子に注意していただけると安心です。






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気管支拡張症
2018年12月24日 (月) | 編集 |
町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院



呼吸困難をおこした症例のレントゲンです。



20181224tah02.jpg



胸部のレントゲンです。


上の写真と、下の写真。同じワンちゃんで、同じ日に撮影したレントゲンなんですが・・・


パッと見て上の方が黒い部分が多いのがわかりますかね?


青い丸印をつけた部分です。


これは、気管支です。



この症例は「気管支拡張症」という病気です。



気管支壁の支持構造が崩壊することで、気管支の慢性的な拡張や、ゆがみが生じた状態です。



掃除機のホースの骨組みがヘタってしまって、ホースの形状をしっかりと保てなくなったところをイメージしてみてください。


そんな状態でスイッチを入れても、ホースがつぶれてしまって上手く吸引することはできませんよね?



この症例のレントゲンは、「吸気」(息を吸った時)と「呼気」(息を吐いたとき)に分けてレントゲンを撮影しました。



息を吸ったり吐いたりするたびに、気管支がつぶれたり膨らんだりを繰り返しているのです。



このように気管支がペコペコと膨らんだりつぶれたりするような状態になっては、まともに呼吸することはできません。



「気管支拡張症」は、ある日突然おきる病気というわけではありません。



普段から慢性的な呼吸器疾患がある症例で、徐々に気管支壁が損傷していき発症します。



「気管支拡張症」で大切なのは、普段から慢性的な呼吸器疾患をしっかりと治療し、経過観察を行うことなのです。




町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院


アレルギー性の気管支炎
2018年08月17日 (金) | 編集 |
町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院



「呼吸が苦しそう!!」ということで来院した猫ちゃん。




重度の呼吸困難を起こしているようです。



呼吸状態に注意し、酸素吸入を行いながらレントゲンを撮影すると・・・


20180817tah03.jpg



肺が真っ白!



重度の気管支炎を起こしているようです。



いったい何が原因で・・・



と考えなければいけないのですが・・・



実はレントゲンを撮る前にすでに「怪しいな・・・」と目をつけていたものが・・・



それが、こちら



20180817tah01.jpg



ネコちゃんを診察したあと、診察台に大量に落ちていた黒いゴミの様なもの・・・



これは「ノミの糞」です。



単なるゴミと、ノミ糞をどうやって見分けるかというと・・・



答えは簡単。水でぬらすだけ。



20180817tah02.jpg



ノミ糞には血液が含まれている(ノミは吸血昆虫)ので、水で濡らしてしばらくすると、御覧のように赤くにじんでくるのです。



こちらの猫ちゃんは、大量のノミ寄生によって、アレルギー性の気管支炎を起こしていたのです。



その証拠に、ノミ駆除薬を投与し、アレルギー症状を押さえるお薬を投与するとあっという間に症状は消失しました。



町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院


鼻炎が治らない・・・
2018年04月27日 (金) | 編集 |
町田市 動物病院 谷口動物病院

2月のことなのですが・・・


「数日前からゲッ、ゲッ!と何か吐きたそうにしているんです・・・」


ということで来院された猫ちゃん。


確かに、診察室でも咽喉~鼻にかけて違和感がある様子で、咳こむような様子が見受けられます。


熱も出ているし、レントゲンを撮ってみると咽喉周辺に炎症が起きている様子。


咽頭炎を疑って抗生物質と消炎剤で治療です。


しばらく治療したところで、ある程度症状が改善したので


「では、お薬飲みおわったら終了です」


と治療終了したはずなのですが・・・


今月になって


「どうも治りきっていないようで、まだ鼻水や鼻血がでてくるんです・・・」


とのお電話が。


嫌な予感です。


鼻水や鼻血の症状が長期間続く場合は、腫瘍や異物混入の可能性を考えなければなりません。


その場合は、通常のレントゲンでは診断は困難で、CT撮影が必要になります。


動物にとっても、経済的にも負担の大きな検査になります。


はたして・・・診察室にはいると・・・



20180427tah02.jpg
カルテより・・・


心の中でズッコケました。


診察室で待っていたのは、鼻から植物の破片が飛び出した猫ちゃん。


20180427tah03.jpg


こんな大きな植物の破片が出てきました。

どういうわけか、こんなに大きな草の破片を吸い込んでしまい、それが原因で慢性の鼻炎・咽頭炎を起こしていたようです。


2月に診察にいらっしゃったときに、喉の周りに起きていた炎症はこれが原因だったんでしょうね。
※気道内に侵入した植物の破片をレントゲンで見つけることはほぼ不可能です。


消炎剤や抗生剤で炎症が和らぎ、症状がやや治まったものの、原因となるこの植物が鼻の中に残ってしまったために、完治しなかったというわけです。


ずーっと鼻の奥に残っていたものが、ちょうど診察の時になってくしゃみと一緒にピョコっと鼻の穴から飛び出てくるミラクル。


ピンセットでそ~っと取り出して事なきを得ました。


わんちゃんでは、散歩中に草むらに顔を突っ込んで臭いをかいでるうちに草の破片を吸い込んでしまうことはよくあるのですが・・・


猫ちゃんで、しかもこんなに大きなものを吸い込んでいる症例は初めて見ました。


おそらく、ネコジャラシのような草を齧っているうちに、間違って飲みこんでしまったものの、喉に引っかかって咽頭炎を起こし・・・


それをゲッ!ゲッ!と吐き出そうとしているうちに、今度は鼻の方に入ってしまったのでしょうね。


むせた時にご飯粒が鼻の中に入ってくるのと同じですね。


年齢的に異物の可能性よりも腫瘍の心配をしていただけに、ほっとしましたが・・・まさかこんなに大きな異物を吸い込んでいるとは・・・


いまだに動物の診療では、思いもよらないことで驚かされます・・・


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