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町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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膀胱結石の摘出
2018年09月13日 (木) | 編集 |
町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院




慢性的な細菌性膀胱炎が続いていたワンちゃん。


細菌感染だけではなく、膀胱内に結石ができてしまっています。



20180913tah01.jpg
黄色で囲った中心部分のぼんやりとした白い塊が結石。




20180913tah02.jpg
超音波でみるとこんな感じ。



膀胱結石には、その成分によってマグネシウム系の結石やカルシウム系の結石など色々な種類があるのですが・・・



マグネシウム系の尿結石は細菌感染が原因で発生する場合があります。



この場合は、感染症の治療と食事療法で尿石が溶けることがあるので、即手術に踏み切るのではなく、内科療法で経過を見ます。



こちらのワンちゃんも内科療法で経過を見ていたのですが・・・


抗生物質が上手く効かない耐性菌の発生などもあり、内科療法では上手くいきませんでした。



そこで、仕方なく外科的に膀胱結石を摘出することに。



20180913tah03.jpg



摘出した結石は約5mmと小さなものでした。



この結石は検査所に送って分析をするのですが、やはりマグネシウム系の結晶でした。



膀胱を切開した後は、2日間ほど尿道カテーテルを挿入します。


切開したばかりの膀胱におしっこが溜まってしまうと尿が漏れ出てしまう恐れがあるので、尿道カテーテルで強制的に尿を排出して、膀胱が膨らまないようにするのです。



20180913tah04.jpg



こちらのワンちゃんは、膀胱内に抗生物質の効きにくい耐性菌が感染していたため、術後の感染症など心配があったのですが、事前の検査で選択した抗生物質が上手く効いてくれているようで、大きな問題を起こすことなく無事退院していきました。


後は、感染症や尿石が再発しないように慎重に経過観察ですね。


町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院





尿石色々
2018年08月07日 (火) | 編集 |
町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院




膀胱炎や血尿の原因として多いのが、尿石症。



尿中のミネラル分が結晶化し、結石となってしまいます。


尿結晶・結石にはその成分によってさまざまな種類があります。


20180807tah01.jpg
シュウ酸カルシウム結晶


カルシウム系の結晶だったり・・・



20180807tah02.jpg
リン酸アンモニウムマグネシウム結晶


こちらはマグネシウム系の結晶。



結石となった時にも違いがあります。


こちらはマグネシウム系の結石。



20180807tah03.jpg



ごろっと大きな塊になりやすいので、手術での摘出が楽です。



20180630tah03.jpg



こちらはカルシウム系の結石。


マグネシウム系の結石にくらべて、トゲトゲしていて若干もろい印象があります。


大きさも小さく、ちょっと取り出すのに苦労する場合も。



他にもいくつかの種類の尿石がありますが、尿石症例の8割がこのどちらかの結晶・結石に当てはまります。



尿石症は、食事中のミネラル分や症例の体質、排尿回数など様々な要因によって発症します。


食事中のカルシウムやマグネシウムが多ければ結晶化しやすくなりますし、おしっこを我慢する時間が長いことも結晶化につながります。


特に、今年の夏は暑くて日中お散歩に行くことができず、おしっこを我慢する時間が長くなるワンちゃんが多いので、ちょっと注意が必要かもしれませんね。



町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院


膀胱結石の症例
2018年06月30日 (土) | 編集 |
町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院


もともとは心臓病で通院いただいていたワンちゃん。



たまたま腹部のレントゲンを撮る機会があり、膀胱結石が発覚。




20180630tah01.jpg
青丸で囲った部分が尿石



血尿や頻尿など特に症状はないようでしたので、まずは食事療法で結石を溶解できるか試しつつ



手術するにしても心臓病の状態が安定しなければならないので、数か月ほど様子をみていましたが・・・



食事療法の効果もなく、やむを得ず手術を決断。



幸い、心臓の状態も安定しており、麻酔中の状態も良好。



20180630tah02.jpg



摘出した尿石。



20180630tah03.jpg




摘出した尿石は検査所で詳しく分析し、今後の再発予防にデータを活かします。



今回の尿石はシュウ酸カルシウムというカルシウム系の結石でした。



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尿結晶
2018年03月16日 (金) | 編集 |
町田市 動物病院 谷口動物病院

こちらは、血尿を主訴にご来院いただいたワンちゃんの尿検査の顕微鏡画像です。




20180316tah01.jpg




ガラスの破片のようなものが沢山見えますが・・・



これは尿石の結晶です。



ストラバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)という種類の尿結晶です。



この結晶が膀胱を刺激し、血尿の原因になっていたようです。



尿結晶は、結晶を形成するミネラル成分の種類によっていくつかの種類に分かれます。



ワンちゃんでは、上記の「ストラバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)」か、カルシウム系の「シュウ酸カルシウム結晶」がよくみられます。



どのタイプの結晶がでるかは、そのワンちゃんの体質や、食生活の影響を受けます。



たとえば、柴犬やミニチュアダックスフンドはストラバイト結晶が多いというデータがあります。


一方、ポメラニアンやチワワはシュウ酸カルシウム結晶が多いとされています。


食事面では、高タンパク食やマグネシウムの多い食事をとっているとストラバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)結晶が多くなり


シュウ酸やカルシウムの多い食事をとるとシュウ酸カルシウム結晶が多くなります。



過去には、「にぼし」(マグネシウム豊富)をおやつに食べているワンちゃんでストラバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)が検出されたり・・・



ホウレン草(シュウ酸が多い)を食べているワンちゃんでシュウ酸カルシウム結晶が検出されたりしたことがあります。




顕微鏡でようやく見えるような小さな結晶であれば、無症状のことも多いですが、結晶が大きくなり「尿石」の状態になると手術が必要になることも。



結晶尿は、肉眼で異常を見つけることは困難ですが、尿が乾いた後に結晶がキラキラと残っていたり、血尿や頻尿などの症状が出ることもあるので、何か異変を感じたら早めの受診が大切ですね。



町田市 動物病院 谷口動物病院

尿管結石
2018年01月13日 (土) | 編集 |
尿管結石・・・人医療でもよく耳にしますね。


腎臓内に形成された結石が、ある時突然、尿管に詰まり、激しい腹痛や嘔吐、血尿を引き起こす疾患です。



こちらは、急に血尿がでたということで来院された猫ちゃん。



20180113tah01.jpg




〇で囲ったところが腎結石および尿管結石です。



この症例は、左右両方の腎臓に結石がありますね。



超音波検査を行うと・・・


20180113tah02.jpg



右の腎臓の内部構造が、左腎に比べて黒く空洞になったように見えます。



これは、尿管結石により右側の腎臓からの尿の排泄が閉塞され、腎臓内に尿が蓄積してしまっていることを示します。(水腎症)



腎臓から尿が流れない状態が続けば、急性腎不全を起こし、命にかかわってしまいます。


閉塞の状態によって治療法は変わってきます。


今回の症例は、比較的軽症だったので、内科治療で経過観察としましたが、重症例では外科処置を検討する必要も出てきます。



とはいえ、人間に比べて小さな動物ですから、外科治療といってもそうそう簡単にできるわけではありません。



猫ちゃんの場合は、尿管結石になっても人間のように言葉で痛みを訴えることはできません。



血尿のように分かりやすい症状が出ていればよいですが、ただただ痛みをこらえてうずくまるだけの症例も多いようです。



「なんか元気ないけど2~3日様子見ようかな・・・」と思っていると、手遅れになることも少なくありません。



体の痛みや不調を言葉で表現することができない動物では、見た目以上に病状が悪いことも珍しくありません。


人間だって、周りの人が「あなた体調悪いんじゃない??」て見てわかるほどの時って、本人はかなり具合悪いですよね?


何かおかしいな・・・?と思った時には、早めに病院を受診していただくことが大切です。


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