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町田市 谷口動物病院 犬猫専門の病院です
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お知らせ
2019年11月13日 (水) | 編集 |
ドラマ監修裏話 「僕とシッポと神楽坂」 最終話
2018年12月02日 (日) | 編集 |
町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院


遂にここまで来ましたね!


「僕とシッポと神楽坂」 最終話です。



20181201tah02.jpg



行方不明だった加瀬先生が見つかり、コオ先生にはアメリカから引き抜きの話が・・・


トキワさんのいない病院、一人複雑な思いを抱えるコオ先生のもとに一匹の柴犬が迷い込みます。


認知症を患った老犬のタロウ君です。


食環境が整い、予防医療が浸透した現代の獣医療では、ペットも高齢化によって認知症を患うケースが増えています。



一般的には柴犬に多いと言われますが、統計的にはほかの犬種とそれほどの差はないそうです。


ですが、日々の診察経験からすると、柴犬では特に症状が重度であるように感じています。


もちろん、ほかの犬種でも認知症の症例は多くいますが、夜鳴きや徘徊など飼主様の日常生活にも影響が出るほどの重度の認知症は柴犬に多いのではないでしょうか?


それにしても、タロウ君役のワンちゃん。素晴らしい演技でしたね。



脚本を拝見した時には、認知症の演技なんてできるのかなぁ?と半信半疑でしたが・・・



見事な演技でしたね。


さて、認知症のワンちゃんで一番問題になるのが、夜鳴き。


ドラマでもそういったシーンがありましたね。


この夜鳴きの対策はなかなかに難しいのが正直なところ。


認知症により生活のリズムが乱れたワンちゃんは日中に寝てしまって、夜に活発に活動してしまいます。


対策としては、日中になるべく散歩に行くなどして、生活のリズムを整えるようにするのが基本。


それに加えて、必要に応じて鎮静薬などを投与する場合もありますが・・・


ただ、そこまで強力に寝かせるお薬ではないので、なかなか夜鳴きを止めることは難しいのが実情です。
(内臓機能の低下した老犬に、強力なお薬を毎日のように投薬するわけにはいきません。)


ご近所からの苦情で飼育を継続することが困難になったり、飼主様ご家族の生活リズムまでめちゃくちゃになってしまったり・・・


ドラマのように、ご高齢のご家族の介護もしつつ、認知症のワンちゃんの介護まで・・・そして飼主様は心身ともに疲れ果てて・・・


そんなことが、動物医療の現場で実際に起こっているのです。




ところで、トキワさんがコオ先生のもとを去る時に、たくさんの注意書きのメモを書き残していきましたね。


このメモ


「トキワさんだったらどのようなことを書くでしょうか?」



と助監督さんから依頼されて、いろんなパターンを考えてメールしたのですが・・・


全然使われていませんでした・・・( ^^;)


う~ん・・・ちょっと残念です(><)



ということで、全8回。「僕とシッポと神楽坂」どうでしたか?



動物医療監修という初めての経験でしたが・・・


用意された脚本をチェックするだけではなく、お話の根幹になる症例を考えるところまで担当することになったので、なかなか責任重大な役割でした。


その分、いろいろと苦労するところもありましたが、お話に大きくかかわることができたという達成感がありましたね。


フィクションなので、あるていどオーバーな部分もありつつも、なるべくリアリティのある作品になるように症例を考えたのですが、皆様お楽しみいただけたでしょうか?



初めに脚本を拝見した時には、「ずいぶんと原作とはキャラクターの性格も違うし、マンガとは別物になりそうだなぁ・・・」と複雑な気持ちでした。


原作自体にも、獣医師としてたくさんのアドバイスをさせていただいて、たらさわさんの作品作りに長くかかわってきて、想い入れのある作品です。


どんなドラマに仕上がるのが、心配な部分も正直あったのですが・・・・


結果としては、私自身も最後まで楽しんで観ることができました。


患者様からも、「楽しみに観てるよ!」とおっしゃっていただくことが多く、私個人としては責任を果たすことができたかな・・・と満足しています。


ドラマが最終回を迎えて寂しい気持ちもありますが、なんとか無事に監修の仕事を終えることができて、ほっとしています(^^)



町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院



黄疸
2018年11月30日 (金) | 編集 |
町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院



こちらは、ある病気で入院した猫ちゃんのおしっこ。



20181130tah01.jpg




猫砂がおしっこで濡れて固まっていますが・・・



色がなんだかおかしくないですか・・・?



いくらなんでも黄色すぎるような・・・



こういったおしっこが見られた場合、「肝臓・胆道系」の疾患が疑われます。




「黄疸(おうだん)」と呼ばれる現象で、体内にビリルビン(胆汁色素)が増加することで起こります。



20181130tah02.jpg
「黄疸」。増加したビリルビンにより、皮膚が黄色く見える。



ビリルビンは、血液細胞に含まれるヘモグロビンが代謝されて産生されます。



寿命を迎えた血液細胞(赤血球)が破壊され、代謝される過程で産生されたビリルビンは



肝臓で処理され、胆汁と呼ばれる消化液に含まれる形で十二指腸へと排泄されます。



肝臓・胆道系に異常がおこると、このビリルビンの排泄サイクルが上手く働かなくなり、体内に過剰にビリルビンが蓄積してしまいます。
※血液系の異常でも黄疸が起こるケースがあります。


このビリルビンは黄色い色素ですので、その色素によって尿や皮膚、粘膜が黄色く色づくのです。




ネコちゃんで「黄疸」が見られた場合は、重篤・緊急な疾患であることがほとんど。



すぐに診断を受けて、治療を始めなければなりません。




町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院

「僕とシッポと神楽坂」 動物医療監修担当します!
2018年11月30日 (金) | 編集 |
待合室の本棚でもおなじみの、漫画家たらさわみちさんの「僕とシッポと神楽坂」がドラマ化されることになりました 


相葉雅紀さん主演で、秋に放送予定です 
番組ホームページ



この作品に、「動物医療監修」として台本監修をお手伝いすることになりました 



20180615tah01_2018061510384650c.jpg




実は、原作者のたらさわさんとは勤務医時代からお付き合いがございまして、原作でも獣医療についてのアドバイスをさせていただいております。




原作を読んでいただくと、「あれ?うちの子もこんなことあったけど・・・?」って思うようなシーンがあるかもしれませんよ。



10年近く原作のお手伝いをさせていただいておりますが、獣医療についてのアドバイスには私の動物医療に対する思いが込められています。




作者のたらさわさんもそういった私の想いをくみ取ってくださって、単なる獣医療の監修だけではなく、キャラクターの動物に対する思いや、セリフなどにも私の想いが反映されている部分も多々あり・・・



原作は、私にとっても大変思い入れのある作品なのです。



そんな、思い入れのある作品がドラマ化され、その作品作りにも協力させていただくことができて、本当に光栄なことです 



10月放送とのことで、まだ先ですがお楽しみに 

町田市 相模原市 動物病院 谷口動物病院